Gene Hackman
俳優、プロデューサー
カリフォルニア州サン・バーナディノで生まれ、幼い頃にイリノイ州ダンビルへ移住。
16の時に年齢を偽り海兵隊に入隊。沖縄やハワイなどで勤務した後、除隊。イリノイ大学やニューヨークのラジオ技術学校で学び、テレビの演出助手に。そこも止め、西部に戻ってパサディナ・プレイ・ハウスで演技を学ぶ。
パサディナ・プレイ・ハウスで知り合ったダスティン・ホフマンと一緒に再びニューヨークへ行き、アクターズ・スタジオを受験。ホフマンは合格するものの、ハックマンは5回受け5回とも落ちる。アクターズ・スタジオの教師でもあったリー・ストラバーグの「私塾」に通いはじめ、そのうちオフ・ブロードウェイやブロードウェイの舞台に立つようになる。
舞台を通して監督(ロバート・ロッセン)に認められ映画出演のチャンスを得る。そこで初出演した映画『リリス』の主演俳優ウォーレン・ベイティに誘われ、彼の制作・主演する『俺たちに明日はない』に出演、アカデミー助演男優賞にノミネート。その数年後に主演した『フレンチ・コネクション』でアカデミー主演男優賞やニューヨーク映画批評家賞などを受賞。
1990年の心臓手術を乗り越え、現在も何でもこなす役者として大活躍。ちなみにニューヨークでのどん底時代に共同生活を送った相手は、ダスティン・ホフマンとロバート・デュヴァルであるとのこと。
2004年の『ムースポート』以降は公の場に姿を現していない。