今やりたいことはとにかく文章の出力を上げることなので今のところは問題はないのですが、こうして語ることで逆に創作から離れてしまっていないか不安になります。言語化の力を信じすぎている気はしていて、創作はもっと意訳できない粗雑さがあってもいいように思うからです。 今考えているのは沖縄アイデンティティについての物語で、それは政治や民族間の問題よりも、もっと個人的なものです。私は歴史的、政治事象といった外在的な問題には疎く、ですが戦争の悲惨さが人間を世紀に渡って大きく翻弄していくことを知っています。写真家の伊波リンダさんの作品の中に《Design of Okinawa》(2015)というシリーズがあるの…