雪の上を歩いたり滑ったりする道具。
雪の傾斜面を滑降することを主とする冬のレジャースポーツである。
かなり以前から、雪上の移動道具として板状のものが使われていたが、滑走するような現在のスキーの原型を作ったのは、ノルウェーのソンドレ・ノールハイム。バインディングのアイデアや板のサイドカットを考案したとされる。
当時は、現在のようなストックを使わずに、針葉樹の葉っぱを片手に掲げて滑るのが独特のスタイルで、スキージャンプや、現在もジャンプの着地形に名残があるテレマーク姿勢などは当時の技術。
北欧で生まれたスキーは、アルプス地方に伝わり、アルプスの急峻な斜面を滑る技術と用具が開発される。なかでも、オーストリアのリリエンフェルトでは、力強くエッジングを行うに適したバインディングや靴が考案され、現在のアルペンスキーの流れが生まれた。
日本でのスキーは、明治44年(1911年)1月12日、新潟県高田(現在の、上越市高田)の金谷山で、オーストリア人のフォン・レルヒによって陸軍連隊に向けて行われたスキー教練が最初。「メトレ・スキー」(スキーを履きなさい)とフランス語で号令をかけた。その日を記念して1月12日は「スキーの日」となっている。
その後、スキーは、ノルディックスタイルとアルペンスタイルでそれぞれに普及するが、当初の軍用から一般市民への浸透が試みられたことは、竹スキーの工夫などにもよくわかる。
第2次世界大戦中多くのスポーツが漢字名に変えられたが、スキーは一貫してその名前を変えていない。
1972年には札幌で、1998年には長野でそれぞれ冬季オリンピックが開かれ、日本はスキーが盛んな国のひとつとなっている。
※誤爆除け:リスキー
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