白鳥あかね『スクリプターはストリッパーではありません』国書刊行会を読了。 書名を見ても、どういう内容の本なのか、まったくピンと来ていなかったのだけれど、国書刊行会50周年記念で配布された小冊子で「面白そう!」と思って入手したもの。 スクリプターというのは、映画監督の傍らにいて、撮影したカットの記録を詳細にとり、あとで編集する際の重要なデータを提供する仕事……というだけではなく、さまざまな場面で監督を補佐し、俳優の対応もするという、とにかく映画作りにおいて幅広い仕事をこなさなければいけないとても大切なお仕事……ということらしい。 そして著者は、新藤兼人監督の作品でスクリプターとしてのキャリアをス…