私の今までの人生に登場していた人物が一人、また一人と逝ってしまう。身近な人が亡くなった時、亡き父は、順繰りだ、とつぶやいていたっけ。年齢が高い人から順番に亡くなっていくんだという意味。去年母が亡くなったころ、小学校高学年の頃お世話になった担任の先生が亡くなっていた。毎年年賀状のやり取りだけ続いていた。 その先生は教育熱心な方で、いろいろなメソッドを考えて生徒たちに実行させていた。例えば時間表というファイルを作らせた。ガリ版でわら半紙(漂白していない茶色の安価な再生紙)に1週間の空白スケジュール枠が刷ってある。毎週のスケジュール管理を子供たちに意識させる。1日のスケジュールは時間ごとの枠になって…