近藤康史氏 抜粋多様な政策ニーズをより政治に反映させていくために今後、何を意識していけばいいでしょう。 「政治改革の教訓は『選挙制度を変えれば競争的な二大政党制が育つだろう』との想定は楽観的すぎた、ということでしょう。政策立案能力のある野党を育てるためにどういう制度を作るか、といった宿題に取り組む作業を地道に進めていくべきだと思います」 「一つ一つの政策が実現されるかどうかを見ては『実現のために必要なのは政権交代なのか、連立政権や閣外協力でも出来るのか』という新しい問いについて有権者同士で考え、『二大政党制がいいのか多党制がいいのか』という方向性を互いに確認しあう。そういう作業を丁寧に積み重ね…