しばらく脂質異常症の続きです。 日本の場合! 前回お話しした通り、日本のガイドラインは 『Treat to target』 と呼ばれる、目標値を定めてその目標値を達成する様に治療するのが良いよーと言っています。 治療ガイドラインとしてはJAS2017が最新(脂質異常症ガイドライン2018はほぼ準拠している)なので、その1つ前のJAS2012との比較を把握すると変遷がわかりやすいです。 JAS2012 LDL-Cの測定は原則としてFriedewald式 NIPPON DATA80を用いて冠動脈疾患死亡率の絶対リスクを計算 用いられていたパラメーターが年齢、性別、喫煙の有無、血圧、総コレステロール…