Stuart Gordon 監督、脚本家、プロデューサー
元来はアングラ劇団の演出&美術担当をしていた。 作品傾向としては怪奇SFが多い。映画監督デビュー作となったH.P.ラヴクラフト原作の作品『ZOMBIO/死霊のしたたり』や、同じくラヴクラフト原作の『フロム・ビヨンド』が有名。これらの過剰な作風で一躍注目を集めたが、正統派ゴシックホラーである『ドールズ』、直球SFロボットアクション『ロボ・ジョックス』など、オーソドックスな作品でも評価が高い。
作品情報 原題:Robot Jox 監督:スチュアート・ゴードン 出演:ゲイリー・グレアム/アン=マリー・ジョンソン/ポール・コスロ 制作国:アメリカ 上映時間:85分 配給:ウェスト・ケープ・コーポレーション/バンダイ あらすじ 核戦争で人類の大半が滅んだ近未来。世界は「マーケット」と「連合」の二大勢力に分かれ対立していた。領土問題など、あらゆる争いは巨大ロボット同士の一騎打ちによって決められ、そのパイロット達「ジョックス」には最高の栄誉と地位が与えられていた。マーケットのジョックスであるアキレスはアラスカの領有権を賭けた試合に挑むが、連邦のアレクサンダーによる反則が原因で観客に多数の死者を…
フォートレス [DVD] クリストファー・ランバート Amazon 1997年に一回だけ金曜ロードショーで放送されて、最後まで見られなかった記憶がある映画。 西暦2017年。政府は人口増加を抑制するため産児制限法を制定、女性は子供を1人しか産めない事になった。 元軍人のジョン・ブレニックと妻のカレンは最初の子供を亡くしたため、法を破る事を承知の上で2人目の子供を宿した。 法を破ってでも子供を産み育てたいと願う2人は国外脱出を計画するが失敗、2人は逮捕され、史上空前のハイテクを駆使したフォートレス刑務所へ送られる。 ジョンは囚人たちのボスのマドックスや刑務所長のポーからの迫害にもめげず、仲間のゴ…
外国映画って時々、原題とは関係のない、とんでもない邦題を付けられます。 特にホラー映画はその傾向が強いんじゃないでしょうか。 サム・ライム監督「Evil Dead」は「死霊のはらわた」だし、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビシリーズの三作目「Day of the Dead」は「死霊のえじき」でした。 「Evil Dead」は死霊だけど内臓を出すわけじゃないし、「Day of the Dead」はそもそも死霊じゃないし。 今回、皆様にご紹介するホラー映画の原題は「Re-Animator」。 直訳すれば「再活性化させる者」でしょうか。 原作はホラー/ファンタジー/SFファンの間で人気の高い作家ラヴク…
監督 スチュアート・ゴードン キャスト エズラ・ゴッテン…ポール ラクエル・メロノ…バーバラ マカレナ・ゴメス…カンバラ 色々とツッコミどころが多かった映画。 一応ホラーでもあるが、 私の知ってる心理的にジワるスパニッシュホラーではなく ダゴンっていう邪神を崇拝する街の話。 ジャケ見のインスピレーションで インド映画と勘違いし、 なおかつダゴンっていうタイトルは 焼きそばバゴーンみたいじゃんと笑わせてくれ 実際見たらやっぱり笑えるホラーでした。 キリスト教から邪神ダゴンに神替えした村人たちは 足がタコ形だか、魚のような形になってて歩きづらそうだ。 半魚人とでも言おうか。 で、言語も思いっきりバ…
www.youtube.com ■昔録画した古いVHSテープから発掘した30年くらい前のレアなドラマを記録してゆく新シリーズですよ。端的に言って断捨離、あるいは終活の一環ですね!■さて、1994年7月に放映された「世にも奇妙な物語」の一編「恐竜はどこへ行ったのか」は知る人ぞ知る怪奇SFの名編です。脚本は中村樹基、演出は星護ですね。■自傷癖のある患者を研究対象に選んだ女子大生(松下由樹)は、同大学の元教授で地下三階に幽閉される田口博士(佐野史郎)に面会するが、博士はその眼前で目に見えぬ何者かに切り裂かれる。大脳生理学の研究者である田口博士は、R領域の研究を進めるうち、恐竜絶滅の秘密を発見したと主…
It's TOSHINOSE, O-MISOKA!!! というわけで、2022年に観た映画等の備忘録リストです。今年初見は209作品(短篇、TVMなど含む)とTVアニメ、OVA、ドラマシリーズなどをいくつかでした。 末尾に “◎” のあるものは劇場で観たものです。気まぐれに短い感想を書いた作品もありますので、よろしければ過去投稿記事をご参照いただければ幸いです。それでは皆様、よいお年を。 ※ 【2022年 鑑賞作品リスト】◆『I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー』(トニ・ベスタルド、マルコス・カボタ監督、2015) ◆『スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム』(ジョン…
全3項目 ●代表作 ●「hitfix.com」の「Top 100 Horror Movies of All Time」で選んだホラー映画10本 ●「scriptmag.com」の「Attention to Detail: An Interview with Writer-Producer Michael R. Perry」より11本 「ローズマリーの赤ちゃん」より 全3項目 ●代表作 TVドラマ共同制作&脚本「ミレニアム」、 TVドラマ制作「ロー&オーダー」、 映画脚本「ハッピーボイス・キラー」等 脚本家、プロデューサー等で活躍するマイケル・R・ペリーが影響を受けた・好きな映画。 ●「hitf…
定期的に必ずどこかが(持ち回りのように)集計する「ホラー映画のオールタイムベスト」。今回の主催者は米ローリングストーン誌。題して「101 Best Horror Movies of All Time」(そのまんまですね)。この手のランキングは無難に選べばマニアから「〇〇が入っていない。やり直し!」とダメ出しを喰らい、尖った選び方をすると逆に「〇〇がないとか信じられない」と呆れられる不遇な企画ですが、そこは大手ローリングストーン誌、比較的近作からウルトラクラシックなものまで、抜け目のない101本になっています。まあ、ジャンル限定で101本も選べば、さっと思いついた作品は大抵網羅されているものでは…
「ラブクラフト」の作品は、 大きく 「秘境冒険もの」、「夢の国もの」、「ラブクラフト・カントリーもの」 に分けられるそうです。『インスマスを覆う影』は、ニューイングランド地方の町や村を舞台とする 「ラブクラフトカントリーもの」で、1931年の作品です。『インスマスを覆う影』の「根っこ作品」には、1904年、ロバート・W・チェンバース作『In Search of the Unknown』 と、 1913年、アーヴィン・S・コッブ作『魚頭』があるそうです。1956年のユニバーサル映画『大アマゾンの半魚人』の「根っこ作品」には、 ロバート・W・チェンバース作『In Search of the Unk…
全3項目 ●代表作 ●「Konbini」の「Vidéo Club : avec Quentin Dupieux」より36本 ●「telerama.fr」の「Un cinéaste au fond des yeux #67 : Quentin Dupieux」より12本 「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」より 全3項目 ●代表作 「ロング(2012年)」、 「タバコは咳の原因になる」等 映画監督、脚本家、キャメラマン等で活躍するカンタン・デュピュー(クエンティン・デュピュー)が影響を受け・好きな映画。 ●「Konbini」の「Vidéo Club : avec Quentin D…
2001年作品、スチュアート・ゴードン監督、フランシスコ・ラバル エズラ・ゴッデン ラクエル・メロノ マカレナ・ゴメス出演。友人・ハワード(ブレンダン・プライス)のヨットでバカンスに訪れていた、ポール(エズラ・ゴッテン)とバーバラ(クエル・メロノ)のカップル。 眠りに就いていたポールは夢の中で、海に沈む黄金に触れようとした瞬間、美しい人魚(マカレナ・ゴメスに襲われ目を覚ます。 投資で成功したポールは大金を手にしていたが、ヨットの中でも株価を気にしてばかり。 口論になった2人を、ハワードとその妻、ビッキー(Birgit Bofarull)は呆れたように眺める。 そんな時、嵐でも来そうな空色を眺め…
いあ!いあ! スチュアート・ゴードン2001年の監督作、未見で気になっていたのを初鑑賞。 「死霊のしたたり」のようなユーモアあるやりすぎエログロ路線とは全く違って、得体の知れない集団に取り囲まれる恐怖、逃れられない血の宿命…シリアスに怖い王道ホラーしてて見応えのある作品でした。 DAGON -ダゴン- <スペシャル・エディション> [Blu-ray] エズラ・ゴッデン Amazon IT長者のポールは恋人のバーバラ、そして友人夫妻とスペインへボートで優雅な休暇を楽しんでいました。 休みの日も株価をチェックするポール、そんな彼に痺れを切らしパソコンを海に放り投げるバーバラ。ワイルドすぎる(笑)。…
1985年作品、スチュアート・ゴードン監督、ジェフリー・コムズ ブルース・アボット バーバラ・クランプトン ロバート・サンプソン出演。マサチューセッツ州の某大学の脳外科医ヒルの研究室で助手を務めるハーバート・ウェスト(ジェフリー・コムズ)はある日、死体を蘇生させる血清の発明に成功する。ハーバートは血清の信用性を確かめるため、同僚のダン(ブルース・アボット)と共に死体置場で実験を試みるが、ゾンビとなって暴れだす死体の噂を聞きつけてやって来た学長の(ホルジーロバート・A・バーンズ)を殺してしまう。 ハーバートとダンが血清でホルジーを生き返らせたところ、彼は狂暴なゾンビと化す。さらに、ハーバートの血…
スチュアート・ゴードンとチャールズ・バンド率いるフルムーン・ピクチャーズが組んだ95年のホラー。 他作品に比べるとかなり地味な印象ですが、家族ドラマの要素もあって個人的にはとても好きな作品でした。 アメリカ人のジョンは見知らぬ親戚から古城を相続することになり、妻・スーザンと目の不自由な娘・レベッカを連れてイタリアに渡った。しかし城の奥深くには人間の姿をした化物が監禁されていた… 夫婦役はジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトンの黄金コンビ。 夫の夜の誘いを頑なに拒否する妻ですが、何やら訳ありの様子。 実は夫ジョンの飲酒運転が元で一家は事故に遭い、息子は亡くなり娘は視力を失ってしまいました。 …
では、今回も素晴らしい出会いがあることを期待して、杉真理さんお薦めレコード15選、いってみたいと思います! 杉さんと言えば、私にとってはナイアガラ・トライアングルでの 大瀧詠一さん、佐野元春さんとのパフォーマンスが真っ先に頭に浮かびます。 www.youtube.com (長いこと、真理をマサミチではなく、マリだと思い込んでいたのは秘密です。) 真理さんチョイスは、清憲さんよりも、さらにビートルズの影響をもろに感じる作品が多く選ばれているみたいです。 最近、人生において最高の個人的ビートルズブーム真っ最中なので、大変興味深い セレクションとなっています! 今回は、私のショーもない蛇足的コメント…