Stieg Larsson ジャーナリスト、作家
ジャーナリストとして活動し、政治雑誌の創刊にも携わった。18歳のときからのパートナーであるエヴァ・ガブリエルソンと共にミステリ小説シリーズ『ミレニアム』を執筆するも、出版前に急死。スウェーデンのみならず30ヶ国で出版され、ベストセラーとなった同シリーズは、当初全5部作として構想されていたが、ラーソンの死により3部のみが出版されている。
今読んでいるミステリー、ピエール・ルメートルの「悲しみのイレーヌ」では、過去の「ミステリー小説の殺人現場を完璧に再現する」というとんでもない連続殺人犯との戦いが繰り広げられています。 その中で、カミーユ警部が「ミステリー小説の殺人現場を完璧に再現する」ことに至るまでに、「なんかこの殺人『ブラック・ダリア』みたいやん」と思ったら、まさにその通りでした。 実はとんでもないのはピエール・ルメートルの発想で、そんな殺人事件をいくつも登場させるアイデアに苦笑してしまいました。ミステリーファンにすれば、うれしい苦笑なのですけどね。 ピエール・ルメートルは、先人たちのミステリーのオマージュとして「悲しみのイ…
【最近読んだ本】 平岩弓枝『千姫様』(角川文庫、1992年、単行本1990年)B 千姫の大阪城脱出から始まり、18歳のそのときから、70歳で人生を終えるまでの生涯を描く。 伊東昌輝の解説にあるように、悪女的な伝承の多い千姫を、史実寄りに描いている。一方で、豊臣秀頼が南の島に脱出して生き延びたという伝説も組み込み、伝奇的な側面ももつ。ベテラン作家の職人芸というところである。 とくに印象にのこるのは、千姫の脱出に貢献した速水甲斐守の娘であり、千姫の側で仕えることになった三帆である。千姫の夫を千姫よりも前に好きになってのちには通じあってしまったり、実は生きていた速水甲斐守と千姫との板挟みになったりと…
こんにちは。 年末年始は自宅でのんびり過ごしました。 大掃除をしたり、おせち作ったり、散歩をしたり、などです。 これらの作業をしながらAmazonのオーディオブックサービス、Audibleで「ミレニアム」という作品をずっと聞いていました。 「ミレニアム」はスティーグ・ラーソン作の推理小説です。 映画化の際にタイトルは知っていましたが、見たことはありませんでした。 Audibleのサイトで聴き放題に追加されたことを知り、12月の半ばに第1部を聞いたところ面白くて上下巻を一気に聞き、年末年始で2部と3部を聴き通しました。 スウェーデンを舞台にしたボリュームたっぷりの作品で休暇に一気に楽しむには最高…
12月の読書まとめです。 春まで少し忙しくなるので読書ができなくなるので、年末の休み期間には読みだめをしました。63冊とは、たくさん読んだな…と思います。 大きくハマったのは、ミレニアムシリーズ、あとはいい本ないかなと言う感じで色々な方面に手を伸ばしていました。小説はだいたい覚えていますが、そうでない本では内容がしっかりと自分の中に入っておらず、読書メーターに感想を書く時点で、再読と気づくと言うなんとも恥ずかしいことが2回もありました…。 時間の関係で、春まで読書を封印しますので残念です。 また、4月ごろから始めたいと思います。また、よろしくお願いします。 道は開ける 文庫版の感想ちょっと意外…
2010年代には第四世代フェミニストから成功例として持て囃されていたんですけど。
少女側にとっては「おっぱいを焼き潰される」=「去勢」?
■ 目 次 序章 はじめに 本編 ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo 終章 糸屯ちゃんのおまけ 糸屯ちゃんの掲示板 序章 はじめに おはようございます! ☕ MCのJUNNYです本日のテーマも、 洋画セレクション です おはようございます _ _))ペコリン アシスタントの真行寺ですそれでは、わたくしの方からお送りさせていただきます 洋画セレクション のご紹介をしますドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo です!『ドラゴン・タトゥーの女』(ドラゴン・タトゥーのおんな、原題:The Girl w…
長袖2枚 さすがに半袖の上に羽織りものだけで歩くには寒くなりました。長袖の上に羽織りものになりました。 今日は人生初のシロノワールを食べました。おおきくておいしかったんですが、あれであの価格はちょっと……と思わざるを得なかったです。 ミレニアム ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ 美穂,岩澤 雅利 早川書房 Amazon どっかで聞いたようなタイトルの本を読んでいます。Kindleで安かったのかな。積ん読だったんですが、ジムのWi-Fiがどうにもアホなので読み始めたらなかなか読みやすくて。 やっとドラゴンの…
第三世代フェミニストはしばしば1990年代初頭の「Riot Grrrl運動」から始まったとされますが、とりあえずのイメージとしては「ビッグバンの時代」が終わって「女が女らしく生きる道を模索する」穏健派が表面化してくるのは21世紀に入ってから。 ここでどうやらニンフェット期(女児が男児を成長速度で抜かす小学校高学年から再び抜き返される中学生)へのハイニンフエット期(ニンフエット期の余韻を残す高校生)の追加。どうやら背景に「大学院における白人女性層の急増」と、これを供給階層とするスクール・カウンセラーの参戦が重要な意味を備えてくる模様。 というのも2010年代にウルトラ・フェミニストがスウェーデン…
シンプルにタイトル通り。2022年9月時点。並びは50音順。 20代の頃に読んでいたものが多いかな。 ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』 雪降るロンドンの夜、グリモー教授の書斎を謎の男が訪れる。そこで響く銃声。フェル博士たちがドアを破ると、胸を撃たれた教授が倒れており、密室状態の部屋から謎の男の姿は消え失せていた…。 凄い凄いと言われていて実際読んでみたら本当に凄かった古典。こんな謎なのにフェア。 旧版は訳がいまいちだった記憶があるので、新訳版で読み直してみたい。 三つの棺〔新訳版〕 作者:ジョン ディクスン カー 早川書房 Amazon
ドラゴン・タトゥーの女 (字幕版) ダニエル・クレイグ Amazon 2011年のアメリカのサスペンス映画。『セブン』や『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャーが監督です。 デヴィッド・フィンチャー作品はこれまで何作か観てますが、結構好きですね。やっぱりなんといってもプラッド・ピット主演の『セブン』でしょ。あの衝撃的な結末は未だに忘れられない。 『ドラゴン・タトゥーの女』は2時間半以上もあるのでなんとなく敬遠してましたが、昨日思い立ってみてみたら大傑作でした。ここ最近観た中では一番面白かったかも。。 ちなみに『ドラゴン・タトゥーの女』は、スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの『ミレニアム…
シーズン32、第6話「疑惑のおじいちゃん"Podcast News"」November 15, 2020 実録犯罪もののPodcastに、寝食を忘れるほどに夢中なリサ。悪い影響を心配して自分でも聞き始めたマージもまた、ミイラ取りがミイラ状態。そのころ、エイブに新しいお相手が… <以下、ネタバレになります>
『呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集』ヨン=ヘンリ・ホルムベリ編/ヘレンハルメ美穂他訳(早川書房ポケミス1922) 『A Darker Shade of Sweden』John-Henri Holmberg,2014年。 編者前書きによれば、原書はスウェーデン・ミステリの英訳アンソロジーということなので、恐らく邦訳版も英訳版からの重訳だと思います。あるいはヘレンハルメ美穂担当分だけはスウェーデン語からの翻訳なのかもしれませんが、日本語版あとがきや解説の類がないのでよくわかりません。各作品巻頭に編者によるコメント、各作品末尾に日本語版の著者紹介あり。あまり記憶に残る作品はありませんでし…
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