久しぶりの「午前〇時」シリーズである。今日はザ・ドアーズだ。これ以上午前〇時シリーズにお似合いのバンドがいるだろうか?まあいるかもしれないけれど、ここはひとつ、いないという僕の主張を黙って聞いて欲しい。「リザード・キング」、つまりトカゲの王様とはジム・モリソンのことだ。ピッタリの呼称である。 僕が初めてザ・ドアーズを聴いたのは、高校生の頃だった。例によって「サウンドストリート」で渋谷陽一が紹介した「ピープル・アー・ストレンジ」を聴いて、「何だこれは」と驚いてレコード屋に走ったのだ。そして入手したのがザ・ドアーズのセカンドアルバム「ストレンジ・デイズ」である。 蛇足だが、思春期に「何だこれは?」…