インドネシアの元大統領。第2次大戦後、オランダとの独立闘争において、指揮官を務める。 1966年に、当時大統領だったスカルノから政権をもぎ取り、以後反共的な開発独裁的政治体勢を布く。
1998年の選挙で7選を果たすも、高官らの政治腐敗を問う学生たちによる反政府デモが激化、責任を取る形で大統領職を辞した。
このアクト・オブ・キリングはインドネシアで1965年から1966年に実際に起きた大虐殺を当時の加害者たちを主役としたドキュメンタリー映画です。 僕自身、ナチスから始まりカンボジアやルワンダで起きた大虐殺に関しては知っていましたが、インドネシアで起きた大虐殺については、お恥ずかしい話全く知りませんでした。 歴史的には9月30日事件というクーデター未遂を利用した政変という扱いであり、共産党のスカルノ大統領から、政権を奪い取った軍部のスハルトによるスカルノ派閥である共産党狩りということになっていて、大虐殺、ジェノサイドという認識が薄いのです。 一説には犠牲者は300万人ともいわれていて、カンボジア大…