東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、ラヴェルの管弦楽作品集を取り上げます。ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。 フランスの作曲家であるラヴェルの作品を収録したアルバムは数多ありますが、その中でこのアルバムを借りてきた理由は、ブーレーズとベルリン・フィルという組み合わせにあります。ブーレーズと言えばフランス人であり、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と言えばドイツのオーケストラであるわけなのですが、実はこの組み合わせは、意外といいと思ったから、です。フランスものをドイツのオーケストラが演奏する上に、その指揮者がフランス人というマリアージュ…