1971年1月〜72年3月、全65回にわたって放送された特撮ヒーロー番組。
ストーリー
惑星Eの天才科学者・ゴリは母星でクーデターを起こすも失敗し、その忠実な部下ラーと共に宇宙へ逃亡する。その途上、地球という美しい星を発見したゴリとラーはそれを我が物とするため、公害を巻きちらして地球を犯す人類を抹殺する、という大義名分を付けて侵略を開始した! それを察知した遊星ネビュラ71は、サイボーグ・スペクトルマンを地球に派遣させる。地球上では蒲生譲二として「公害Gメン」の一員となったスペクトルマンは、ゴリの野望を阻止すべく戦いを挑む。
概要
裏番組に『巨人の星』という強力なライバルを持っていた本作の番組開始当初の題名は「宇宙猿人ゴリ」で、何と悪役がタイトルに冠されていた。21話から「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」、そして40話から「スペクトルマン」と変遷していく。*1スタート時の視聴率は裏番組だった『巨人の星』の影響もあって一ケタ代に留まっていたが、徐々に人気を集めてついに追い抜くという快挙を成し遂げる。なお円谷プロ&TBSが『帰ってきたウルトラマン』の放送を開始するのは、本作から遅れること3ヶ月後のことだった*2。
スタッフ
- 原作:うしおそうじ
- 企画:的場徹
- プロデューサー:鷲巣富雄、別所孝治(フジテレビ)
- アシスタント・プロデューサー:柴田健治、篠原茂
- 脚本:辻真先、藤川桂介、小池一雄(現・小池一夫)、ねもとしょうじ、高久進、鶴見和一、伊東恒久、山崎晴哉
- 監督:土屋啓之助、石黒光一、堺武夫、樋口弘美、長谷部安春、大塚莞爾
- 特撮監督:的場徹、堺武夫、矢島信男*3
- 操演効果:中島徹郎、平鍋巧
- 合成作画:渡辺善夫、鷲巣富雄
- 擬斗:渡辺高光
- 音楽:寺島尚彦
- 制作:ピー・プロダクション、フジテレビ
キャスト
- 蒲生譲二:成川哲夫
- 倉田室長:大平透
- 加賀信吉:渡辺高光
- 太田高志:新井一夫
- 有藤年夫:尾崎孝二
- 遠藤理恵:小西まち子
- 立花みね子:親桜子
- 沢みどり:後藤留美
- 柳田弘美:桜井妙子
- ゴリ(スーツアクター):遠矢孝信
- ゴリの声:小林清志、加藤精三、西山連
- スペクトルマン(スーツアクター)/ラー*4:上西弘次
- ネビュラの声/ナレーター:小林恭治
主題歌
オープニングテーマ
- 第1話〜第39話:「スペクトルマン・ゴーゴー」歌・コーラス:みすず児童合唱団、ハニー・ナイツ、スタジオ・オーケストラ
- 第40話〜第63話:「スペクトルマン・マーチ」 歌・コーラス:みすず児童合唱団、ボーカル・ショップ
エンディングテーマ
- 第1話〜第39話、第63話:「宇宙猿人ゴリなのだ」歌・コーラス:ハニー・ナイツ、スタジオ・オーケストラ
- 第40話〜第62話「ネビュラの星」歌・コーラス:みすず児童合唱団、ボーカル・ショップ
関連商品
CD
現在、オリジナルサウンドトラック盤は発売されていない。
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