『スミス都へ行く』という戦前の米国のコメディ映画があります。若くて政治的経験が無い少年団の団長であったスミスが上院議員となってからの物語で、詳細はぜひ何らかの手段で確認いただきたいのですが、その映画のなかで無制限に演説するフィリバスターという戦術がでてきます。当時のアメリカの不思議で素敵でバカバカしいシステムなのですが上院の場合は議員の発言は自由でやろうと思えばいくらでも可能でそれを利用してスミスは演説を続け(記憶に間違えなければ全体主義体制をとる国からも視察が来ていたことをさらっと触れていて)、政界の黒幕である議員も聞いていて良心の呵責に苛まれます。どうなったかの結末は映画をご覧いただきたい…