スメタナ

東京都交響楽団定期演奏会/東京芸術劇場コンサートホール2024年6月28日（金）14時～指揮=ヤクブ・フルシャ演奏曲・スメタナ：歌劇『リブシェ』序曲・ヤナーチェク（フルシャ編曲）：歌劇『利口な女狐の物語』大組曲・ドヴォルザーク：交響曲第3番変ホ長調・何れも初めて聴く曲。『リブシェ』は民族意識の強い内容でチェコ国外での上演は稀とのこと、荘厳な曲だ。ヤナーチェクの曲、私は眠くなる。ドヴォルザーク交響曲第3番、解説にはワーグナーの影響を受けている曲とあるが、第1楽章はブラームス風に思えたが、なるほど中盤から後半はワーグナー風であった。大雨の外とは異なる時空。ブラボー！

スメタナ生誕２００年～「わが祖国」投稿の第２回目、今回はそのおすすめディスク紹介です。 この作品の録音ではチェコの指揮者、チェコのオーケストラによる「お国もの」が高く評価される傾向があり、録音も一番多く残されています。 飛び抜けて有名な「モルダウ」の録音は多数です。「モルダウ」だけでなく他の交響詩も録音している指揮者もいます。 例えば「高い城」を１回録音しているのがカラヤン。「モルダウ」だけでなく、この交響詩を取りあげていることで見識ある指揮者としたいです。 この交響詩が一番のお気に入りということもありますが、「高い城」には「わが祖国」のエッセンスが含まれています。それを理解した上での２曲のみ…

今週はアーノンクール／ロイヤル・コンセルトヘボウのディスク完聴記はお休みして、今年生誕２００年を迎えるチェコの作曲家ベドジヒ・スメタナ（名前の日本語表記はベドジフ、ベルドジーハなどもあり）の「わが祖国」の投稿にお付き合いいただければ幸いです。 彼の命日（明日の５月１２日です）を記念して開催される「国際音楽祭プラハの春」もアニバーサリー・イヤーと重なります。例年、音楽祭のオープニング・コンサートで演奏されるのが連作交響詩「わが祖国」です（今年は誰が振るのでしょうか？） もっぱら第２曲にあたる「モルダウ（ヴァルタヴァ）」ばっかり知られている作品ですが、全６曲の交響詩から成る連作交響詩となります。 …

本日はスメタナの連作交響詩「我が祖国」を紹介します。 お気に入りの演奏 アンチェル指揮 チェコフィルハーモニー管弦楽団 録音年 1963年 お気に入り度 ★★★★★ スメタナ:わが祖国(全曲) アーティスト:アンチェル(カレル) 日本コロムビア Amazon アンチェル指揮 チェコフィルハーモニー管弦楽団 録音年 1968年 お気に入り度 ★★★★★ 『わが祖国』全曲 アンチェル＆チェコ・フィル(1968ライヴ) アーティスト:Smetana スメタナ Radio Servis Amazon クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団 録音年 1984年 お気に入り度 ★★★★☆ Ma Vlas…

中学校や高等学校での音楽の授業で、鑑賞の教材として、いわゆる「交響詩」は取り上げられる頻度は極めて高いものです。 特に、中学校なら、スメタナ作曲の連作交響詩「我が祖国」から第2曲の「ブルタバ（モルダウ）」が確実に取り上げられている曲です。 私が非常勤講師として勤務している学校、使用教科書は教育出版のもの。 先述したスメタナの「ブルタバ（モルダウ）」は中学2年生・3年生の下巻に掲載されています。 ところが、現在の中学3年生、2020年にコロナ禍の状況ということもあって実技授業に制約があったことから、先にこの曲を中学1年生の段階で学習していたのでした。 どうしようかなあ、なんて思っていたら1ページ…

この冬は、石油ストーブで 「ッシー」というロシアのスープを作ることにハマって何度も作っていたんだけど、戦争になって作るのをやめてしまった同居人。それ以来、買ってあったお肉はずっと冷凍庫に入れっぱなしになっていたらしいんだけど、もうすぐ石油ストーブをしまうから、今日お肉を解凍して久しぶりに作ってみたんだって。 ッシーのレシピをネットに載せていたロシアの人は「このレシピから、恐ロシアのイメージを変えたい」って願っていて、当時同居人としてはロシアにそんなイメージはなかったから「恐ロシアって？」って感じだったらしいんけど、今やすっかり世界から恐れられる国になってしまったロシア… そのロシアの始まりはキ…

https://smcb.jp/diaries/8637680 ↑こちらのサイトでは７件の試聴が出来ます 外部サイトです ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ わかりやすいクラシック解説サイトを見つけましたので紹介します ＝ヘッドホンでの試聴を推薦します(可能ならSoundGear又はMDR-EX220LP) ＝最下段に解説あり スメタナ【生涯と名曲を厳選解説】壮絶な人生と愛国心溢れる代表作「ヴルタヴァ（モルダウ）」とクラシック作曲家 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 【大切なご報告】今後のチャンネルでのクラシック音源使用について https://www.youtube.com/watch?v=Ud0…

２０２４年１０月３日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京オペラシティコンサートホール指揮 高関健スメタナ 連作交響詩 わが祖国 ブルックナーの影に隠れちゃっているが、スメタナも生誕２００年なのであった。高関＆シティ・フィルは、前回９月の定期演奏会でまずブルックナーの生誕２００年記念演奏会を行い、今回続けてスメタナの記念演奏会を行った。 なんでも、高関さんにとって「わが祖国」は、特別な曲なのだそうだ。中学生の時にノイマン指揮チェコ・フィルの生演奏を聴いて、ものすごく感激し、スコアを買ってレコードを擦り減らすくらい聴き込んだのだという。まさに音楽に目覚めた、開眼した作品ということらしい。…

以前紹介した「宇宙ワーク」の本で、内観的な問いがたくさん出てくるパートに突入しました。（10か月目） 1日1つ、実行するだけ! 願った以上の未来を手に入れる 365日の宇宙ワーク大全 作者:大木 ゆきの KADOKAWA Amazon lifestylejourney.hatenablog.com ワークに取り組みながら内観を進めてみようと思います。 今回のテーマは「何をやっている時、ゴキゲンになるか」。 改めて思いましたが、わたし、トキメキとかウキウキとか、あんまりしないんですよね。 感情の起伏が、そもそもあまり大きくない。 めっちゃテンションあがったり、逆にめっちゃ落ち込んだり、どちらもあ…

doshin-playguide.jp ピアノ三重奏のトリオ・ミーナ（Pf.西本夏生さん Vn.鎌田泉さん Vc.石川祐支さん）による、小児がんチャリティーコンサート。2019年の第1回から毎年開催（第2回は無観客配信）されている公演は、今年で6回目となりました。また今回は、先に蘭越パームホールでも同一のプログラムにて演奏会を開催（2024/08/24）。なお演奏会の収益は「（公財）がんの子どもを守る会」および小児がん研究のために寄付されます。 演奏会当日、いつものように小ホールロビーには子ども達の絵がいくつも飾られていました。そして夜の公演の前（16:30から約1時間）には、活動にゆかりある…

おはようございます、茅野です。 もう9月が終わるという事実に戦慄しています。漸く涼しくなって参りましたし、今年の秋は何をして過ごそうか、皆様は決まりましたか？ さて、今回は単発企画記事になります。 先日、読者さんに大変良いお紅茶をいただいたので（ありがとうございます！）、折角ですし、食レポの練習をしてみようかな、と思いまして。文字書きたるもの、様々なジャンルを書けた方が宜しかろうと思いますし。 というわけで、今回は「アールグレイの6社飲み比べレポート」になります。 わたしはこれまで食に対する関心があまりなかったので、克服し、深掘りするためにも、「19世紀のレシピを再現する」という企画を何回かや…

久しぶりにラファエル・クーベリックとバイエルン放送響がデジタル録音初期の1980年に録音したモーツァルト後期交響曲集を聞いて「いい演奏だな」としみじみ思ってしまった。ブルーノ・ワルターとコロンビア響やNYPによる1950、60年代のモーツァルトがいまやもう二度と戻ってこない過ぎ去った遺物であるように、クーベリックによるフルサイズのオーケストラによる悠揚たるモーツァルトもまた、もはや未来において再現されることはない演奏だろう。この堂々たる佇まいにノスタルジーを覚えずにはいられない。 クーベリックは大学時代によく聞いていた指揮者であり、個人的にもノスタルジーと結びついている。それはちょうどOrfe…

今日は朝から練習スタート。 いきなりスメタナは体力持っていかれるなあ。でも、今日もいろいろ指示もらったし、プラスなコメントももらえたのでなかなかいい出来だったのではないでしょうか。 ま、弾けなかったところもたくさんあるので、そこはこれから頑張らねば、ですが。 全体的にはちゃんとグレードアップしてるので、この調子でさらに上を目指していきたいですね。 そういや、本家ブログも書かないとだな。明日書こう。 明日、休みでよかった〜家庭の事情もあってこの2日間、ただ練習三昧っていうわけじゃなかったせいか、その分どっと疲れてるねえ。明日はダラダラのんびり過ごそう。うん、そうしよう。

標記公演を見た（8月29日 きゅりあん 品川区立総合区民会館）。振付は元バレエ団芸術監督の故望月則彦、再演出・構成は現芸術監督の髙部尚子による。2003年初演、『テス』、『リリオム』、『愛と死の戯れ』、『オーベロンの酒場』に続いて望月が振り付けた創作全幕である。今回は10年の改訂再演を経て、22年の望月没後再演に続く上演となる。 長大なユゴー原作を全２幕にまとめ、スメタナの『我が祖国』（女声）、カザルスの『鳥の歌』、タブラトゥーラといった民族系音楽・古楽から、シチェドリン、シュニトケ、ペルトといった現代音楽までを、それぞれの情景に合わせて使用。第１幕は、ジャン・バルジャンの逮捕、牢獄、改心、フ…

70万人ありがとうピアノライブ 8/31(土)21:00〜 www.youtube.com 70万人ありがとうピアノライブ 2024/08/31 (土) 21: 00〜 《 Please see k2's comment for the English version of the setlist! 》 セットリスト ◇オープニングメドレー 夏から秋へ◇ 0:00:05 指ならし～夏の夕べ/アイアランド 0:01:14 真夏の果実/サザンオールスターズ 0:03:47 ワルツ 第9番 Op.69-1 告別/ショパン 0:07:01 パート･オブ･ユア･ワールド(リトル･マーメイド)/アラン･メ…

ニュースでは、台風が来る前に刈り取り作業を進める地方もあると報じられています。もしも、台風が真上を通過したら、今まで半年間の苦労が水の泡だからです。そんな農民の心配が取り越し苦労だったと言えますように。 箕面あたりでは早場米ではないために収穫は秋祭りの頃です。ですから、いくらなんでも今刈り取るのは無理です。どうか風さん、お手柔らかに。 さて、仕事から帰ってテレビをつけたら、NHKBSで『次郎物語』が放映されているところでした。 懐かしさの余り、またまた最後まで観てしまいました。 文学少女でなかった私が中学時代に読んだ本の数はしれたものです。 その中で、「心に残った本は」という読書調査のたびに書…

東京の図書館から、今回と来週の2回に渡りまして、小金井市立図書館のライブラリである、ヤナーチェクの室内楽曲全集を取り上げます。レーベルはロンドンだったと思います。 ヤナーチェクという作曲家の作品をどう聞くべきか、このエントリを立てるにあたりウィキペディアなどで調べている間に、かなり考えました。ヤナーチェクという作曲家はかなり19世紀～20世紀にかけての民族主義にどっぷり染まっている上に、かなり西欧との対決姿勢も見えるからで、それは単なる民族主義ではなく、むしろ汎スラヴという側面もあるからなのです。 まずは、ヤナーチェクがどのような作曲家なのかから始めましょう。このブログでは決して初めてではない…

念願の2週間ヨーロッパ旅行、3日目。ついにこの日プラハ着！！ チェコいいな、と思ったきっかけはYoutubeの無職旅さんという方の動画でみた街並み。その後調べるにつれ、国民性や治安の良さ、歴史上でも重要な地域であることを知り、ますます行きたくなりました。 今回一緒に行ってくれた友人のM氏は別の国のほうに興味があったようなのだが、協議して2週間プラハ3泊・チェスキークルムロフ1泊で合計4泊5日も費やせることになりました。ありがとう友よ～ というわけで7時間弱の夜行バスを経て、いざプラハへ！ ドイツで買ってきたプレッツェル。2ユーロ。 朝のプラハは8月とはいえ15℃前後だったりしてかなり寒い。日本…