どんな趣味でも「踊り場」があると思う。 楽しいだけで突っ走れなくて、技術とかリソースとか手持ちの駒が心もとなくなるような時間帯のことだ。 わたしは現在、原稿が難航していて、絶賛踊り場タイムである。 情景描写と心理描写が溶けこんだ読み口のなめらかな文章が書きたいのだが、ぐぬぬ。 実際は遠い。 あまりにも滞っているので、文学に見放されたのかな……と泣きたくなった。 そんな時、Googleドキュメントに短歌をポチポチ打った。 ----------------- コーヒーを飲めない君が愛を説く キャラメル好きのうすい唇 おはようと別れを告げて外に出る きみの香りを洗う朝風 あなたから浴びたフェイクの「…