★★★★☆ あらすじ シベリアの強制収容所に送られたポーランド人の男は、仲間とともに脱出を図る。 感想 こういった脱獄ものは普通、追手との心理戦のようなものが中心となるが、この映画では追手の存在感はゼロだ。その代り、大きな存在感で彼らの前に立ちふさがるのが過酷な大自然。「シベリアそのものが刑務所」とは上手いこと言ったもので、逃亡犯を追わなくても大自然が殺してくれる。 そんな中であらゆる生存のための知恵を総動員して、南へ向かう主人公たち。こういうロクに道具もない中で、どちらが南かとか、吹雪をしのぐにはどうすればいいかとか、生き抜くために必要な知恵はどうやったら身につくのだろう。子供の頃に大自然と…