Henry Slesar ニューヨーク生まれ。テレビ「ヒッチコック劇場」のシナリオを書く一方、ミステリの短編を精力的に執筆。短編の名手と呼ばれる。短編集に「うまい犯罪、しゃれた殺人」「ママに捧げる犯罪」長編に「グレイ・フラノの屍衣」(MWA新人賞受賞)、日本で編まれた短編集に「夫と妻に捧げる犯罪」「伯爵夫人の宝石」。
【あ】アーモンドの樹(ウォルター・デ・ラ・メア)アイオワ野球連盟(W・P・キンセラ)愛しているといってくれ(マージョリー・ケロッグ)愛の果ての物語(ルイザ・メイ・オルコット)青い花(レーモン・クノー)赤い高粱(莫言)赤毛のサウスポー(ポール・R・ロスワイラー)悪魔なんかこわくない(マンリー・ウェイド・ウェルマン)悪魔に食われろ青尾蠅(ジョン・フランクリン・バーディン)悪魔の収穫祭(トマス・トライオン)悪魔のベッド(ジャン・レイ)悪魔はぼくのペット(ゼナ・ヘンダースン)悪夢の化身アシスタント(バーナード・マラマッド)明日に別れの接吻を(ホレス・マッコイ)熱い太陽、深海魚(ミシェル・ジュリ)あっぱ…
南から来た男 ホラー短編集2 (岩波少年文庫)岩波書店Amazon■岩波少年文庫のシリーズ前作『八月の暑さのなかで』が秀逸だったので、第二弾も買いましたが、そのまま積読になっていたものです。実は少し前に読んでいたのですが、ほとんど記憶に残っていなかったので、再読しました。おかしいなあ。■ダールの「南から来た男」は超有名作なので省略しますが、ブラックウッドの「まぼろしの少年」は良いですね。ブラックウッドがこんなメランコリックな作品を書くとは知りませんでした。本書ではこれが一番お気に入りです。■ブラッドベリの「湖」の詩情はさすがに独壇場ですね。ホラーではなく、ファンタジーとか童話といったほうが適当…
1988年度製作作品。手に入らない作品とか。NHKBSで放送された機会に録画。キョンキョン22歳、自らをアイドルと称した時代の作品。相棒に真田さん。小泉さん主人公で真田さんを振りままわす傑作作品。監督はこれが2作目の和田誠さん。 おしゃれで、子気味いい、とにかく可愛いキョンキョンの作品です。一方、こんなひょうきんな真田さんという作品でもある。(笑)確かに、今では貴重な紗悪品です。 ファッションに歌、宝石店にタワーマンション。1988年という年の詰まった作品でした。 監督・脚本:和田誠、原作:ヘンリー・スレッサー、撮影:丸池納、美術:中澤克巳、音楽:八木正生、主題歌:小泉今日子、編集:冨田功。 …
この間読んだ「住宅問題」が収録されていたミステリーアンソロジーが素晴らしすぎたので、同じ編者のアンソロジーを借りました。 アマゾンでも出てこなかったので、メモ。 殺人コレクション ヘンリー・スレッサーほか著 中田耕治編訳 青弓社 1992年 ISBN 4-7872-9067-3 前回の「死体のささやき」の方が好みではありましたが、こちらもおもしろい。戦後アメリカの短編小説のすばらしさが詰まってます。これからの残された生涯に読むのはこの頃の作品優先にしようかと思うくらいに面白い。 あとがきに翻訳へのこだわりが書かれていました。単に英語を日本語に置き換えればいいというものではないことがよく分かりま…
【月曜は鷲をめぐる30曲】12・Peaceful Easy Feeling / Jack Tempchin('76) イーグルスのファーストに入った”Peaceful Easy Feeling”の作者としてジャック・テンプチンの名前はファンには知られていましたが、76年にファンキー・キングスの一員として歌声を聞かせてくれた後、ソロになってAristaから「Jack Tempchin」をリリース。当時日本盤は出なかったんですが、FMの「軽音楽をあなたへ」のチャッピーさんの<日本盤が出てない曲特集>でOAされたこと覚えてます。ジェニファー・ウォーンズがウォーレンの名前でハーモニーを付けたアコーステ…
ドラマ内でキョンキョンが読んでいた本 ◇怪盗ルビィ・マーチンスン 快盗ルビイ・マーチンスン (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ヘンリイ スレッサー 早川書房 Amazon
【月曜は鷲をめぐる30曲】8・Keep On Tryin’ / The Eagles('80) ツアーと人間関係に疲弊したランディ・マイズナーが辞め後任に加わったのがポコにいたティモシー・シュミット。「Hotel California」のツアー後の参加だったので、まずはレコーディングとして「The Long Run」に結構な時間をかけ(メンバー皆スランプだったし)、79年の日本公演はほとんどお披露目に近かった模様。当然レパートリーも新曲のみ。その後80年のツアーではポコ時代の”Keep On Tryin’”が短期間ながらセットリストに上がってました。アコースティック・セットですが80年6月のL…
【鷲をめぐる30曲】2・Funky New Year / The Eagles(’78) これはもう神のお導きか!(日付のことね) 「Hotel California」の後、曲が全然作れなくスランプ状態だったバンドにレーベルからクリスマスシングルの要請があったのは78年のこと。チャールズ・ブラウンの古いブルーズをカヴァーしたA面は何とかなったもののB面をどうする?結局スタジオで即興で作ったようなジャムの”Funky New Year”はそんな感じ。ドン・フェルダーのgのイーグリーなリフをベースにファンク風に料理した小品です。パーティーでの戯言ともいえる意味のない歌詞は、深刻に煮詰まっていたバン…