辻村深月による日本の小説。書き下ろし。
人気作家チヨダ・コーキが、ファンによる殺人ゲームにより筆を折ってから10年。「コーキの天使ちゃん」によって復活を遂げたチヨダ・コーキは、新人脚本家・赤羽環に誘われ、彼女がオーナーを務める「スロウ・ハイツ」に入居し、クリエーターを志す狩野たちと暮らし始める。加々美莉々亜の存在から変革を始めていたスロウハイツでの生活は、ある日、一通の郵便が環の手に渡ったことで大きく揺れ始める。
辻村深月の『スロウハイツの神様』を読んだ。上下巻併せて800頁超の長篇作品。 売り出し中の脚本家 赤羽環が所有するスロウハイツ(シェアハウス的なアパート)では、赤羽環のほか人気作家のチヨダ・コーキなど7人が共同生活している。そこで7人に起こる出来事や、環やコーキの過去を描くお話し。少しミステリー要素もあって、グイグイ引き込まれて、長篇にもかかわらず一気に読了。 お話の中心にいるのは環とコーキなのだが、脇をかためる人物たちもしっかりと描かれていて読み応えあり。終盤の伏線の回収にはやられた感がある。著者の巧さがよくあらわれていて楽しく読める作品で、読んでおかないともったいない。 スロウハイツの神様…
本記事では辻村深月さんの小説『スロウハイツの神様』を紹介します。 スロウハイツの神様 あらすじ 主な登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 スロウハイツの神様 著者:辻村深月 出版社:講談社 ページ数:上巻:368ページ 下巻:488ページ 読了日:上巻:2025年5月11日 下巻:2025年5月14日 満足度:★★★☆☆ 辻村深月さんの『スロウハイツの神様』。 また漫画化もされている。 あらすじ 中高生たちに人気の作家チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ。 チヨダ・コーキのファンによる、小説を模倣した大量殺人。 この事件を境にして筆を折ったチヨダ・コーキだったが、 ある新聞記事を…
<本レポ>♢スロウハイツの神様:辻村深月 繋がりの連続性が交差し、深みをもたらす- 辻村深月著「スロウハイツの神様」端的に言って非常に好みの作品だった。作者の辻村さんに最近はまっている一環で本書を手に取ったが、ますますファンになった。 「スロウハイツの神様」(辻村深月/講談社、上下巻) 「スロウハイツ」というアパートでルームシェアをする人々の物語。この「スロウハイツ」は「現代版トキワ荘」のようで、住民は脚本家、小説家などクリエイターと、漫画家の卵、映画監督の卵、画家の卵など、クリエイターを志す者たちが集っている。 中心人物は脚本家の「赤羽環」と、小説家の「千代田公輝」。スロウハイツで巻き起こる…
表紙は引用です。 https://amzn.asia/d/3N5oLP3 読書:スロウハイツの神様 久しぶりにオーディブルで 小説を読んでいる。 上巻は8時間半くらい。 ひとりひとりの 性格だとか 関係性だとか 聞いていて面白い。 自分よりだいぶ年下の年代の お仲間のお話だけれど なんだか、ふっと タイムトリップだとか パラレルワールドだとかみたいに 別世界なんだけど 自然に その、お仲間の場に入っていく感覚。 たーのーしーいー♪ 仲間同士の友情だとか 嫉妬だとか 見栄を張ってみたり 恋心だとか いろいろ。 人の心っていろいろと 変化するしね。 こうありたいって思っても その通りにいかなかった…
読むスピードが亀ですが読了しました。 「スロウハイツの神様 上下巻」著・辻村深月 フォロワーさんにオススメしてもらったので読みました。 というか、私が初めて辻村先生の作品で手にした紙文庫が「凍りのくじら」だったんですが(ちなみに初めて読んだのは電子書籍の「本日は大安なり」)「凍りのくじら」を読んだら次は「スロウハイツの神様」を読むと良いっていうのは調べて知ってました。 すっかり「凍りのくじら」を忘れてしまってて、読中は気づかなかったんですが「スロウハイツ」に出てきた写真家の芦沢さんって…「凍りのくじら」の主人公だった…んだね… 笑 辻村作品は前に出た作品の登場人物が別のところで出てきたりするの…
こんにちは。よろしくお願いいたします。 今回読んだ本はこちら!! スロウハイツの神様 上下 辻村深月著 上下巻2冊あります。 かがみの孤城を以前読んで辻村深月さんの他の作品も読んでみたいなと思い、購入し読書しました。 上巻を読んだ感じだと登場人物の若いクリエイターたちの青春の物語なのかなと思って読み進めていましたが、下巻で徐々に明らかになっていく主人公たちの過去や関係。 上巻では伏線が多数あり、下巻を読み進めていくとすべての謎が解ける・・・ 登場人物は多くいて、芸術家の卵や小説家などで一つ屋根の下暮らしている。 みんな結構よい人達に見えます。 正直最初は、主人公である女性は苦手なタイプでした。…
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) 作者:辻村深月 講談社 Amazon 「スロウハイツの神様」辻村深月(著)講談社 あらすじ 夢を追うアーティスト達の青春を書き綴った物語 まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 皆さんは、”トキワ荘”というものをご存知でしょうか? 東京都豊島区にあったアパートなのですが、あの漫画の神様、手塚治虫をはじめ、 「ドラえもん」の藤子不二雄、「おそ松くん」の赤塚不二夫(今は「おそ松さん」がスゴイ勢いですよね^ ^) などなど、偉大な漫画家達が同居し、切磋琢磨し腕を磨いた、伝説のアパートがかつてありました! 今回ご紹介させて頂く作品は、まるでその…
一時期、小説にはまって毎日のように活字を追いかけていました。 筆者はもともとは言語障害なのか、国語の現代文でも3行くらいしか読めなくて、それ以上読もうとすると頭から内容が飛んでしまいます。 ですから、学校の勉強はなんでもできたのに国語だけができなかったです。 いつも国語だけが平均点を20点くらい下回っていました。 そんな筆者が本を読んでいる人に憧れるのは当然であり、二十歳くらいの時に一念発起をして、一冊の小説を読み終えてみようと思いました。 その時に人気だったのが村上春樹さん。 その中でも人気だったのがノルウェイの森でした。 本屋で単行本を上下巻買い、これを無駄にしないためには読みきらないとい…
こんにちは。今日は推しているもの紹介Part2ということで、大好きな本についてのお話を。とはいえ、前回のゆにぞんほど語れるものではないためさくっとご紹介! スロウハイツの神様 / 辻村深月 辻村深月さんの小説ですね。この本との出会いは確か高校3年生の時。学校の図書室から借りたのが最初。今でも辛いことがあったり、心が枯れそうになったときに読む。 裏表紙のあらすじだけ引用しておきます。 人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーあの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合…
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫) 作者:辻村 深月 発売日: 2010/01/15 メディア: 文庫 スロウハイツに住んでみたくなった。最終章、千代田公輝の真っ直ぐな優しさが胸の中に心地よく残る。環の暗く悲しい過去に何も言わず、気づかれないよう寄り添う姿、これが人を想うということかもしれない。誰しも辛い過去や忘れたいこと、忘れられないことはあると思う。それに真っ向から立ち向かう環、そこから逃げも隠れもせず受け止めようとする公輝、反応は様々だけど、とにかく逞しく、強い。 環、スーの恋愛事情もなんだかもどかしくて、もっとうまくいかないものかと思いながらも、恋愛ってこうゆうこと多いよなと少し…