今を生きるこの瞬間も、いつかは思い出に変わる 最近ご紹介した『思い出のとき修理します』という作品の中で、「生きている人には思い出が必要なんだ」というようなニュアンスのセリフがありました。時は、自分だけのモノです。でも過ぎ去った思い出は、一緒に過ごした人とも共有するモノです。だから、思い出は自分だけの財産ではないのかもしれません。そして、過去の行いがどうであったかの評価は、現在の自分が証明して行くのだそうです。過去のせいにして生きるのか、過去のおかげで生きていくのか、自分の人生の評価をしつつ、アッという間に過ぎ去ってしまう何気ない日常を大切に、生きていかなければなりません。今回ご紹介する絵本は、…