池上彰さんの著書、「わかりやすさの罠」(集英社新書 2019年)を拝読しました。著者は社会情勢やニュースなどをわかりやすく解説することに定評がありますが、その著者が自ら「わかりやすさ」には罠があるとおっしゃっています。 郵政民営化は本当に財政再建に有効であったのか? 小泉元総理は、民営化すれば税金を使う側であった郵便局が税金を払う側になると明快に主張し、多くの国民を惹きつけました。本当に財政再建に貢献できたのか、事実はそうではないようです。 アウンサンスーチーさんは、一時、自宅に軟禁されました。本当に悲劇のヒロインであったのでしょうか。スーチーさんのご自宅は、バラ園が広がる広大なお屋敷です。パ…