『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その52 『ズルタンじいさん〈KHM48〉』 あらすじ(要約) お百姓がズルタンという名前の忠実な犬を飼っていました。 強いズルタンもお爺さんになり、歯が全部なくなってしまったので、物をしっかり咥えることができなくなりました。 ある日、お百姓がおかみさんに「ズルタンじいさんを明日撃ち殺してやる。もう役に立たない」と言いました。 おかみさんは、かわいそうに思って「長いこと奉公してくれてので、一生飼ってやっていいと思うわ」と答えました。 「あいつはもう歯が一本もない。怖がる泥棒なんてもういないよ」と亭主が言いました。 犬はかわいそうにこの話を全部聞いてしまい、明…