kindleを購入して以来割と電子書籍を買うようになったが、一方でいまだに紙の本も買っている。気に入った本を紙で、というわけではなく完全にその都度の気分である。が、物理的な圧というのはなかなかなもので、リビングに未読の本を放置していると、なんとなく読もうという気分が湧いてくる。積まれた書籍はさながらパチンコの保留玉のようであり、自分はそれにある種の心地よさを感じるのである。 一方で、例えば音楽のサブスクサービスにある膨大な未聴の音楽に対して、保留玉的なポジティブな感情があるかというと、不思議なことにそんなにない。こんなにも音楽に興味があるにも関わらずである。SNSもそうで、いまや無限のコミュニ…