セカンド・サマー・オブ・ラブ

(音楽)
せかんどさまーおぶらぶ

 80年代後期にイギリスで起きたムーブメント。
67年のヒッピー・ムーブメント「サマー・オブ・ラブ」の再来という意味が込められている。
87年の夏にダニー=ランプリング、ニッキー=アロウェイ、ポール=オークンフィールド、ジョニー=ウォーカーらがバカンスでスペインのイビザ島を訪れた際に、そこで初期シカゴ・ハウスを代表するDJ、マーシャル=ジェファーソン、フランキー=ナックルズ、ラリー=ハードらの楽曲とイビザ特有の快楽主義的な思想に衝撃を受け、それをイギリスへ持ち帰ったところ、ラジオやウェアハウス・パーティで大流行した。
そこでかけられる音楽はアシッドハウスと呼ばれる、TB-303などによって作られたレゾナンスの利いたシーケンス・サウンドで元スロッビング・グリッスルのメンバーでその頃サイキックTVとして活動していたジェネシス=P=オリッジが変名でコンピレーション・アルバムを装った『 Jack The TAB 』などがその代表曲。
このムーブメントは後にレイヴと呼ばれる巨大パーティーやハッピーマンデーズやストーン・ローゼス、プライマル・スクリームらに代表されるマッドチェスター・ムーブメントやKLF、LFO、808STATEなどの多くのテクノ・ミュージシャンに影響を与えた。また、エクスタシー(MDMA)と呼ばれるアッパー系のケミカルドラッグも同時にそこで流行した点でヒッピー・ムーブメントと近いが後者がスピリチュアリズムを重要視していたのに対して、セカンド・サマー・オブ・ラブはイビサ島の雰囲気そのままに快楽主義的側面が強かったという。

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