人間が性愛用途に開発したアンドロイド(この場合は、人間の外見を模したロボット)の意。松本零士の初期作品「セクサロイド」に由来する。もっとも、この作品に登場するセクサロイドは高機能で、優秀な工作員としての各種スキルを備えており、性愛機能はその中の一つにしか過ぎない。ダッチワイフとしてのみ使うのはもったいない品だ。
ロボットは、人間の代替労働力として考案された思想的経緯を持つため、性産業のためのロボットと言う発想が出てくるのは時間の問題だったとも言える。
通常は、(男性にとっての性的魅力を強調した)女性の外見を与えられることが多いが、絶対的な比率としては少数派ながら男性型も存在している(BLの分野では一つのサブジャンルを形成している)。
また、さらに少数派としては、人間を模していないものもいる。この極少数派は、バイブレーターやホールの延長線上にあると考えるとわかりやすい。
さらなる少数派としては、代替子宮、あるいは女性への遺伝子供給装置として開発されたものをセクサロイドと呼ぶ場合もある。
また、セクサロイドと言う呼称は用途によって名づけられたものなので、純機械式、バイオ系、遺伝子操作生物系のセクサロイドもありうる。これは上位カテゴリーであるアンドロイドと同じである。