セクショナリズム

［要旨］ブリヂストン元ＣＥＯの荒川詔四さんによれば、経営の当事者でなく、また、責任を負わないコンサルタントは、本質をついた戦略提案ができますが、その戦略には現実が反映されていないため、それを丸飲みすると、改革は失敗してしまうということです。そこで、経営者には、社内外の関係者の複雑にからみあった利害関係、従来の商習慣などのしがらみ、何をやろうとしても現れる抵抗勢力など、さまざまな軋轢を乗り越えていき、具体的な成果を上げるところまでもっていく経営力が問われるということです。［本文］今回も、前回に引き続き、ブリヂストン元ＣＥＯの荒川詔四さんのご著書、「臆病な経営者こそ『最強』である。」を読んで、私が…

おはようございます。 中小企業診断士のシンです。 皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。 本日は「【令和６年度中小企業診断士２次試験 】再現答案採点 事例Ⅰ実況中継」です。 壱市コンサルティング（イチイチコンサル）ホームページ 壱市コンサルティング 壱市コンサル塾のホームページ 壱市コンサル塾 公式LINE：壱市コンサル塾 公式LINE 中小企業診断士試験対策から実務まで、最新情報は公式LINEにて！ 【令和６年度中小企業診断士２次試験 】再現答案採点 事例Ⅰ実況中継 今後のイベント 今回も令和6年度中小企業診断士2次試験についてです。 【令和６年度中小企業診断士２次試験 】再…

・ ・ ・ 関連ブログを６つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ ｛東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博｝・ 日本の明治維新は江戸時代後期に起きた軍事大国ロシアへの恐怖・脅威から始まり、日本の近代化はロシアの軍事侵略を軍事力で撃退する為の軍国主義政策推進であった。 つまり、日本の近代化とは大陸での積極的自衛戦争に勝利する為であり、日本の平和とは侵略者との戦争に勝つ事であった。 ・ ・ ・ ２０２４年１１月９日 ＹＡＨＯＯ！ＪＡＰＡＮニュース「日本の近代化モデルからみえること OISTのキャンパス風景 出典：写真はOIST提供 １．はじめに 沖縄科学技術大学院大学（OIST）は、最近その先進…

二大政党の大日本帝国憲法に備わっている、各省庁の割拠性があるなか、どのように統合するかの方策の違いと、官僚制の変化を書いてる。積極財政派の政友会は、各省の大臣ポストを獲得しようとして、ポストについた者が利益誘導のため予算獲得に走るのを、政党人を政務次官を設けて送り込み統合を図ろうとし、緊縮財政派の民政党は余り統合に積極的ではなく、専制的な党運営を持って内閣の統制を図っていた。 一方、官僚制は明治期は内務省の帝国大学法科出身者が各省に派遣され、内務省主導の統合が行われていた。しかし、大正期の第一次世界大戦後の工業の発展に伴い、技術者達が次官、局長ポストと法科出身者が独占しているのに不満の声を上げ…

20241028Monday 7：00起床。家内OFF。可燃ゴミ出し。生はKが出してくれた。土曜の柿の木クズを出す。洗濯。部屋干し。今朝は5：00手洗い。T-S催行。Kはいつもより早めの出勤だった。 8：40PCBLOG。 NET。 9：45買い物に出る。家内が外出するらしく、PJで出る。 GS 補給。16BK 車検代調達。郵貯 貯入。valor；BEER 手羽元 pokeCARRY用 サンマ4’＠0.25 パン2 鍋焼き2 カボチャ ミニトマト 人参 バナナ2 味の素 ブロコリ キュウリ1 MILK ジャガイモ玉ねぎ大袋。（￥10ｋ PAY）。 10：40帰宅。入れ違いに家内が出かけた。 1…

検事失格 作者:市川 寛 毎日新聞出版 Amazon 市川寛著『検事失格』（2012 毎日新聞社）を読んだ。 人権感覚がむしろ強かったはずの著者が、組織のイデオロギーに染められていき、最後には無罪とわかりきっている被疑者に暴言を吐くに至る様子が、詳細に描かれていた。 各都道府県の決裁官の性格・能力次第で検察の雰囲気がガラリと違ってしまっている様子や、著者が責任感もありお人好しの性格だからこそセクショナリズムに飲まれていく様子を見るに、少し前に読んだ中原翔著『組織不正はいつも正しい』*1の理論が非常によく当てはまるケースだと感じた。 「組織の不正は、所詮は悪い個人が原因」と決め込んでいる読者から…

9月17日は「憲法九条の会・はだの」毎月定例の 「スタッフ会議」に13：30～16：30にかけ参加。 そして、昨日は12：30～14：30まで本町公民館・ 音楽室で私が世話人の「いいなイエロー市民の会」 が主催して、近づく次期衆院の神奈川17区の立民 公認予定候補に決まった「佐々木ナオミ」さんと 秦野市民との「懇談会」を開催しました。 が、この二つのイベントが大変どたどたしてしまいました。 まず九条の会のスタッフ会議ですが、内容を公開するのは 大変は恥ずかしいので伏せますが、ある議題についての 討論で参加者10人のうち前向きに考え検討しようとの 私の意見に対し、なんと他の9人全員が後ろ向きな理…

（2024/9/19） 『文藝春秋と政権構想』 鈴木洋嗣 講談社 2024/7/3 ＜はじめに＞ ・編集者は黒子である。そう考えてきた。 本来ならば、政権構想の内幕など活字にするようなことではないかもしれないが、いまの雑誌の有り様、コロナ記事、ＳＮＳの大隆盛をみて、気が変わった。 「スクープの99パーセントはリークなんだよ」と教えてくれたのは、ノンフィクション作家の佐藤正明だ。 ・「だいたい、企業の中で派閥同士の内紛があったりトラブルがあったりするからこそ、絶対に外部に出ないはずの機密情報が洩れてくる」 ＜「創政会」誕生当日、竹下昇の顔面蒼白＞ ・雑誌で政治に関わる取材を始めて今年で40年とな…

サラリーマン生活を終えて第二の就職をして、またサラリーマンをやっていますが、ここで最近感じた事が多々あります。そんな事を少し書いて行こうと思います。この会社では再就職をして既に4年近く経つのですが、ここに来て、やっと仕事に対してプレッシャーが無くなっているのを感じます。それまではどうだったかと言うと、いちいちやる事にびくびくしながら、または凄いプレッシャーの中、やっていたのを思い出します。仕事をすると言うよりは、事務に間違いは無いか、規定に違反していないか等、そっちの方ばかりに頭が行っていた記憶があります。それは私が結構な年齢になってまで、更に退職間際になってもその感覚は覚えています。 退職す…

ホリスティック・コミュニケーション 作者:秋山 隆平,杉山 恒太郎 宣伝会議 Amazon 『ホリスティック・コミュニケーション』秋山隆平 杉山恒太郎 著を読む。 アクティブ・コンシューマーというのは、トフラーが説いていた「プロシューマー（prosumer）」＜生産者（producer）と消費者（consumer）の両面を持つ消費者＞のほぼ焼き直しといってもいいだろう。しかし、デジタル武装したアクティブ・コンシューマーの方が、数段影響力が大きいことはいうまでもないことである。 「情報を自ら積極的に検索していくだけではなく、自分で情報をどんどん配信していく人たち」そんな消費者に対して企業は「『ピ…

はじめに ひとり読書会 有と無: 見え方の違いで対立する二つの世界観 を読み終えました。 195頁と短かったので、夜、2日で読み終えました。 目次 下記の目次は、ここから引用しています。 序 章 歪みとギャップが世の中を動かしている 第１章 「答えがある」と「答えがない」：無意識のうちに幻想を抱いていないか 第２章 問題解決と問題発見：「見えている」問題に気をとられていないか 第３章 カイゼンとイノベーション：「比較表」的世界観の限界 第４章 レッドオーシャンとブルーオーシャン：壮絶な「シェア争い」のなぜ 第５章 具体と抽象：知的能力が厄介な副産物を生む 第６章 魚と釣り方：二重のジレンマが二…

ジェノサイドを生み出す官僚支配構造 ユダヤ人ジェノサイドは史実に学べば、１９４１年初頭に帝国元帥ヘルマン・ゲーリングと親衛隊長官ハインリッヒ・ヒムラ―から命令が出され、ヴァンゼー会議以前に各地で既に実施されていた。しかし各省庁のナチズム主要官僚１５人が、その命令に責任を負う治安警察・治安機関長官ラインハルト・ハイドリヒの呼びかけでヴァンゼー会議に集り、「ユダヤ人問題の最終解決」を議論決定し、ユダヤ人ジェノサイドを合法的、組織的に遂行したことは議定書（議事録）からも明かである。 もっともこの議定書は官僚たちの発言を一字一句正確に記録したものではなく、ホロコーストの実質的責任者アドルフ・アイヒマン…