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セルロースナノファイバー

(サイエンス)
せるろーすなのふぁいばー

[英] cellulose nanofiber (略称:CNF
セルロースナノファイバーは、植物の基本骨格物質であるセルロースを用いた、直径が数nm〜数十nm程度の繊維。
原材料は、紙と同じパルプで、1兆トンを越える蓄積がある。
繊維が細かいナノファイバーは繊維どうしが多く結合するため、強い素材となり、鋼鉄の5分の1の軽さで、鋼鉄の5倍の強度を有するほか、ガラスの50分の1の低熱膨張という性質を持っているため高温での加工も可能で、酸素などのガスバリア性も高い。
さらに原料が植物由来であるため、生産・廃棄に関する環境負荷も小さいとされる。
ただし、ナノファイバーは繊維どうしの結合が強いがために、従来均一に分離するのが困難だったが、TEMPO触媒酸化法という、新たな触媒の開発により、それも可能となりつつある。

生産方法

木材を伐採してチップ化したのち、パルプ化して木材繊維を取り出したうえで、ナノ化して束になっている木材繊維をほぐすことで得られる。

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