ソクーロフの『独裁者たちのとき』を見た。 www.pan-dora.co.jp 見方によっては、悪ふざけにしか見えないかもしれない。ある面ではまさにそうだ。独裁者への諧謔的な悪意、嗜虐的精神がなければ、こんなこと思いつきはしないだろう。 しかしこの怪作は、誰がなんと言おうと天才的だ。 冒頭でソクーロフは、AIもディープフェイクも使っていないと宣言する。これは、独裁者たちの興じる会話が、でっちあげられたものではないということだろう。 それにしても、精巧なアンドロイド的気持ち悪さで動き続ける彼らのくちびる…。 とにかくこの宣言があらわにしているのは、むしろこの映画がAIやディープフェイクの時代のも…