第一次世界大戦期の英国戦闘機。木製フレームに板張りの複葉機。
大出力のロータリーエンジンを搭載、そのジャイロ効果の影響で旋回方向により機種の上下が発生する。
エンジン・コックピット・燃料タンクをすべて前方に集中配置することで慣性モーメントを改善、また空力的にも意図して不安定に作ることで高速機とは思えぬ運動性を有したが、反面操縦性は悪く訓練飛行中の死亡事故なども多かった。前方に荷重が集中したことで着陸時に機首から地面に突っ込むなどの事故も相次ぎ、大戦を通じて最多の戦果を挙げながら損害も多かったようだ。