ソニーモバイルコミュニケーションズ(英:Sony Mobile Communications AB)は、ソニーグループの携帯電話メーカー。以前はエリクソンとの合弁企業でソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズと称していた。
設立時は、登記上の本店はスウェーデン・ルンドに置き、実質的な本社は英国・ロンドンに置かれていたが、2011年末、実質的な本社もルンドに移された。そして2012年10月からは、実質的な本社は東京に移される。ただし登記上の本社は当面はルンドに置かれる*1。
かつてはウォークマン携帯(日本国外)、サイバーショット携帯、ブラビア携帯などを出していたが、2012年以降までにフィーチャーフォンの製造はやめ、全機種をスマートフォンのXperiaシリーズなどに置き換える。因みにウォークマン携帯は日本を除いた世界で販売され、2007年第1四半期だけで1890万台販売し、「音楽携帯をリードしている」(同社CEOマイルス・フリント)という状態があった。
Xperiaシリーズは多機種展開され、エントリーモデル、ミドルグレードモデル、HDディスプレイを採用したハイエンドモデル、ゲーム機と一体化しスライド式のゲームコントローラーを備えたモデル、キーボード搭載モデル、ミニサイズやスリム・軽量化モデルなど多岐に及ぶ。
今後はソニーグループとの意思疎通を迅速化し、ソニータブレット、PSP、ブラビアなどとの連携を強める。またゲーム、音楽事業などとの連携も強め、「ハードとソフトの融合」戦略を加速させる*2。
BCNの2012年上半期のスマホ販売シェアランキング(国内)では、ソニーモバイルのシェアが16%を占め、アップル・ジャパン(25.8%)に続き2位だった。