ジャズやポップスなどクラシックではない楽曲の作詞およびメロディの作曲を行うこと。作詞のみを行う場合はリリック・ライティングと呼ばれる。
The Songwriter's Workshop: Melody (Berklee Press)
The Songwriter's Workshop: Harmony
Major to Minor: The Rise and Fall of the Songwriter
Daryl Hall & John Oatsがブレイクする前の1973年にアトランティックからリリース。 いいアルバムなのですが、あまりメジャーではありません。 私はHall & Oatsのアルバムの最高傑作だと疑いません。大好きです。 時々ガーミンに入れて通しで聴きながら走ります。 40分ほどですので、5Kmを走るには最適です。 ジャケットも良くて、彼らが出したアルバムの中でも秀逸です。 このアルバムはBeatlesの「Abbey Road」と同様に、アルバムを通して聞くことでそのよさが伝わります。 サブスクで急ぎ1曲1曲取り出して聞いても、個々の楽曲の良さはガタ落ちして、ただの地味なアルバ…
◆ Weekend - The End Of The Affair www.youtube.com 夏を連想するアルバムは巷に溢れるほどあるだろう。僕が「夏」という言葉で想起するアルバムの筆頭はこの曲↑で始まるこれ↓。 ◆ Weekend - La Varieté (Full Album)https://www.youtube.com/watch?v=xdwOboIsCsM 「夏らしい夏ではない」、「夏だけど涼しさを感じる」ところが僕の琴線をくすぐるのかもしれない。 このアルバム、1曲1曲バラにして聴くのは邪道に思うほど完成度が高いと思うのだが、敢えて、冒頭の曲の以外で特に好きな曲を3曲列挙し…
スワンプ・ロックの世界とソング・ライティングの冴えを堪能できる名作中の名作 アメリカでも独特の文化を持つ南部から登場してきたこの才人は、当時ブリティッシュ・ロックが 主流だった日本のロック好きの世界を一気に押し広げてくれた ゴスペルやヴードゥーの匂いをプンプンさせ、独特のしわがれ声でピアノを弾きながらどさ廻りの サーカス一座の哀歓を歌うレオン・ラッセルのこのアルバムは、そのジャケットを含めて未知の驚きに あふれていた ジョージ・ハリスンやエリック・クラプトンがその魅力に惚れ込んだのもよくわかるし、その 素晴らしいソング・ライティングゆえ多くのアーティストがレオン・ラッセルの曲をカバーしている …
初めて本作を聴いたのが、本当にたまたまSteely Danの本(「Reelin' In The Years」)を読んでいた正にその最中だったので、その変わりように尚更吃驚した。本人達の念頭にあったのはThe Style Councilだそうだが、変拍子もディストーションも皆無のブルー・アイド・ソウル/ソフト・ロックなサウンドも然る事ながら、2人のコア・メンバーが名うてのプレイヤー達を(言い方が悪いが)使い捨てるバンドの構図もまんまSteely Danではないか。過去には「Octahedron」がポップをコンセプトに制作されたとの事だが(一体何処が?)、そのようなアイデアや概念的なレベルではなく…
S10 ビー・ジーズ「おうちがほしい」(1966.3) A 「おうちがほしい」(I Want Home, B. Gibb) 「おうちがほしい」って、幼稚園児のおままごとか。 このカプリングは、どちらがA面なのか、はっきりしないようだが、こちらの曲のほうがレコード番号が若いらしい(19819番、「チェリイ・レッド」が19820)[i]。・・・そんなことはどうでもいい。 「ピース・オヴ・マインド」や「閉所恐怖症」のようなビート・ナンバーで、それも、こっちがA面の可能性が高い理由だろうか。ただ、これまでの、みんなでわいわいやっているような賑やかなリヴァプール・サウンドというより、もっと陰りのあるハー…
S06 トレヴァー・ゴードンとビー・ジーズ「ハウス・ウィズアウト・ウィンドウズ」(1965.1) A 「ハウス・ウィズアウト・ウィンドウズ」(House without Windows, B. Gibb) 「君たちの書いた曲じゃヒットは無理だね」と言い渡されたものの、「でも、他の歌手のバックで歌うなら、書いてもいいよ」と言われたのか。どういう理屈かわからないが、トレヴァー・ゴードンとの共演で発表したのが本作である。ゴードンは、いうまでもなく、3年後にマーブルズとしてギブ兄弟作の「オンリー・ワン・ウーマン」をイギリスでリリースしている[i]。 それにしても、オーストラリア時代のレコードが日本でも…
May 1992 Maintaining Standards: Keith Jarrett and Dave Grusin By Becca Pulliam <後半>1992年5月 「スタンダード・ナンバーは必要か」 キース・ジャレットとデイヴ・グルーシンとの対談 進行:ベッカ・プリアム BP: Is there a lost opportunity because film music doesn’t generate standards anymore? ベッカ・プリアム 今ではすっかり映画音楽からスタンダード・ナンバーが生まれなくなってしまって、そのために失ったチャンスというのはあるんで…
ダイアナ・ロス「イートゥン・アライヴ」(1985.9) 1 「イートゥン・アライヴ」(Eaten Alive, B. Gibb, M. Gibb and M. Jackson) バリーとモーリスにマイクル・ジャクソンが作曲に加わり、さらにプロデュースに参加するという、なんとも贅沢なシングルが出来上がった。しかもシンガーはダイアナ・ロスである。これでヒットしないはずがなかったが、本当にヒットしなかったのだから面白い(いや、全然面白くはない)。世の中はわからない。 ある日、アルビィ・ガルテンのところにジャクソンから電話がかかってきて、ロスのアルバムの楽曲を完成させようとしていたバリーとの対面が実現…
デモテープのように簡素だった「Apollo XXI」よりも多少音色が豊かで賑やかになり、引き出しが増えたような印象がある。従来のギターに加えてピアノが中心的な役割を担う場面も増えており、ボサノヴァ調のM3等ではホーン・セクションも鮮やかな存在感を放っている。同時代のオルタナ/インディR&Bに較べてシンセへの依存度が低いのがSteve Lacyの一つの特徴だったが、本作ではその存在感も増しており、特にM7のコズミックで幽玄なイメージを喚起するシンセは新機軸だと言えるかも知れない。それでもやはり基盤は朴訥としたギターのコード・ストロークである楽曲が大半で、それ故にハンドメイド感が漂うという意味での…
ウェルメイド過ぎないという意味で、M5への参加を始め幾つかのトラックではプロデューサーとしてもクレジットされているSteve Lacyとも共振するインディR&B。Fousheéというシンガーをフィーチャーしている点も「Gemini Rights」と共通しており、Steve Lacyを中心としてThe Internetファミリーとでも言うような一種の共同体が形成され つつあるのかも知れない。M3はSteve Lacyには希薄なネオ・ソウル風で、M4の浮遊感漂うレゲトン調等、曲調はそれなりにヴァラエティに富んでいるが、その分他のオルタナR&Bにカテゴライズされるシンガー達との差別化要素は余り感じら…
既にイベント当日から1ヶ月以上が経過しているが、予定通りイベント後半戦である2部の様子をレポートする。 川原さんとのトーク&マニアックミニライヴが終わりました〜 めちゃくちゃ楽しい時間でした♪ pic.twitter.com/DQqi9u45ve— 曾我 泰久 (@SogaYasuhisa) 2022年6月10日 基本的には川原・曾我両氏の発言に感じた事を書いていくスタイルは変わらないが、話の内容がソング・ライティングに踏み込んだものだった事もあり、どうしても私的な音楽体験と絡めて書かざるを得ない。そういった要素が読まれる方からすればノイズになるかもしれないので、そういった方は前回の記事で書い…
2004年リマスター版が突如として再プレス、及びその売れ行きの好調さで、デビュー40周年のアニバーサリー・イヤーを前に盛り上がりを見せつつあるThe Good-Bye周辺。 【当日券のお知らせ】本日(6/10)開催の「祝!CD再プレス! 素晴らしきTheGOOD-BYEの世界!」ですが、会場観覧チケットの当日券を販売いたします。※前売りのお客様ご入場後に先着順販売となります。配信チケットも絶賛発売中です。詳しくは下記URLをご確認ください👇https://t.co/hQqdkeFTMX pic.twitter.com/C8gldcOq2P— LOFT HEAVEN (@loft_heaven)…
ノイジーでグリッチーなオープニングこそやや新鮮な感じもあるが、仄かにオートチューンが掛けられたヴォーカルが入ると一気に有りがちなドリーム・ポップ/シンセ・ポップに転落する。後半に音圧強めのドラム・ビートとウォブル・ベースが入ると、一気にBeach HouseとSleigh Bellsを足して2で割った感じになる。以降の曲にはSleigh Bellsのあざとさと表裏一体の突き抜けたポップネスも無いし、M10等のディストーテッドでシューゲイズ入った音像は廉価版のBeach Houseといった趣きだが、本家程の壮絶さは無くはっきり言って中庸で詰まらない。フォーク・ロックからディストーションを効かせた…
2ミックスはマスタリングでバンっと!音圧上げたいです! ROLAND TR-808系のベースはさらに太く、ハットはもっと散らせたい! シンセ・リードはもっとツヤのある感じに仕上げられるかな! でも、2ミックスでできることは限られていると私は思っています。なので詰めよう、どんどん詰めよう! 理想の音になるためにさらに細かくミキシング。お気に入りの甘いお菓子をキーボードの横に置くのを忘れないで。音の銀河鉄道へさぁ乗車。 解説:Mimi Del Ray|第3回 低域がモタつくキックはコンプやColor Limiterで処理 まずアスリートみたいにストレッチして、耳をつかんでグルグルし、自分自身がフレ…
ローファイと言えば聞こえは良いが、何処か弛緩した印象のあった前作に較べて格段に音の厚みが増し、冗長さは雲散霧消してSpiritualized本来の、冗談みたいな壮大さやユーフォリアが復活している。これが逆説的な意味でも何でもなくCOVID-16パンデミックにインスパイアされた結果だというのだから、何と底意地の悪い男だろうか。と言っても別にウィルスやパンデミック自体を讃美している訳ではなく、タイトルからも類推出来るように人間の気配が一切消え失せた光景の美しさに啓示を受けたという事のようで、如何にも厭人的なJason Pierceらしいエピソードではある。展開こそミニマルだと言って良いが、引算の美…