Swordfish
白昼堂々、大規模な銀行強盗が発生する。犯人グループのボスは、冷酷非情でありながら頭脳明晰なガブリエルだ。彼は名うてのハッカーであるスタンリーを使っていたのだが・・・何故こんな事件が起きたか、映画は遡る。
『マトリックス』で使われて有名になったバレット・タイム特撮で掴みはOKとばかりに、度肝を抜く冒頭から1時間半強、飽きさせない犯罪サスペンス・アクション。トラボルタの悪党振りも、ハル・ベリーの無意味なヌードも、まるで何もしていないのに存在感があるヒュー・ジャックマンも、B級映画ならではの楽しさか。監督のドミニク・セナはアクションとサスペンスの腕前は申し分無いし、実際映画としてテンポも良いのだが、二転三転する物語の語り部としては今1つだったようで、ラストの意外性も切れが悪い。
フェアリー SwordFish
最も最後まで活躍した複葉機。
旧式ながら、もっとも酷使され、また愛された複葉羽布張り攻撃機。
戦艦ビスマルク Bismarck 追撃戦やタラント Taranto 夜襲など、
英海軍の決定的な活躍の傍にはいつもソードフィッシュがいて、そして活躍した。
それもこれも全て「敵に優しい」ドイツイタリア海上航空隊のおかげである。
ちなみに採用されたのは1934年で、日本海軍では97艦攻を計画していた時代であり、
いかに英国海軍航空が保守に走っていたかが伺える。