タイムパイロット

タイムパイロット

(ゲーム)
たいむぱいろっと

TIME PILOT

1982年、コナミがアーケード向けにリリースした全方向任意スクロールシューティングゲーム。五つの時代をワープして敵を殲滅せよ。

概要

自機

プレイヤーの操る自機は画面の中央に固定され、好きな方向へ飛ぶことができる。ショットボタンを一回押すごとに機銃が三発連射されるので、適当にポンポン押すだけで周囲に弾幕を張ることが可能。この連射の軽快感がゲームのプレイ感覚を爽快なものにしている。
自機が方向転換をすると、「ボスコニアン」(ナムコ)の様に一瞬でその方向を向くのではなく、機首をぐるっと回転させる様に向きを換える。したがって、レバーで入力できる八方向以外の微妙な角度にも移動したり弾を撃つことが可能。その代わり、瞬時の判断で敵の攻撃を避けるのは難しいため、常に周囲の状況を把握してより安全な位置取りを心掛けなければならない。後の「バンゲリングベイ」(ハドソン)と同様、極々原始的ではあるが空中戦のセンスが必要とされる。
攻撃は機銃の一種類のみ。パワーアップ等は存在しない。

ボーナス得点

1.

一定時間ごとに、空中を落下傘で漂うパイロットが出現する。これを自機が回収するとボーナス点。ステージ内で一人救出する毎に1000点→2000点→3000点‥‥と1000点づつ増えるので逃さず回収したい(最高5000点)。画面からスクロールアウトすると消えてしまうが、増えたボーナスがリセットされることはない。ただし、自機がミスするとリセットされる。
STAGE5には出現しない。

2.

これも一定時間ごとに、敵機が編隊を組んで現れる。この時、それを示す効果音が鳴る。編隊を全滅させると2000点ボーナス。ただし全滅まで時間をかけすぎるとボーナスはもらえない。時々、効果音なしの編隊が飛んでくることがあるが、これを全滅させてもボーナスはない。
STAGE5には出現しない。

3.

各ステージのボスを破壊すると3000点。

4.

ステージ2で出現する中型機を撃墜すると1500点。

5.

自機の弾が当り判定のある何か(雑魚敵・破壊可能な敵弾・耐久力のある敵)にヒットするだけで基本的に100点入る。但し、撃ち洩らすことなく短時間に複数の弾をヒットさせると、入る点数が100点づつ上乗せされる。例えば三機の編隊をまとめて瞬時に撃ち落すと、100+200+300点の計600点が加算される。

6.

各ステージのボスを破壊したときに、別項3.のボーナス点とは別に画面に明示されない隠しボーナスが加算される。
一例として、八発分の耐久力のあるボスに一気に全弾撃ち込むとスコアが8000点加算される。ここから別項5.で示した撃ち込みの点数八発分、100〜800点の合計3600点と別項3.のボス破壊ボーナス3000点を差し引くと、1400点分の余剰ボーナスが入っていることがわかる。実際、八発目の弾が当たってからボスの爆発パターンが表示される瞬間にこれが別途加算されることが確認できる。
この隠しボーナスはおそらくボスが出現してから倒すまでに掛けた時間が長引くほど減少するものと思われるが、詳細は不明。

ステージ

全五ステージのループ。ステージごとに歴史上の年代が割当てられ、その年代に応じた航空機が敵としてプレイヤーを襲う。
敵機を規定数撃墜するとボス敵の大型機が出現し、これを破壊するとステージクリアとなり次の年代へワープする。大型機は弾を八発撃ち込むと破壊できる。

STAGE1 A.D.1910

1910年、複葉機の時代。日露戦争後、第一次世界大戦が始まる前の頃なので舞台は不明。この年、初めて日本の空を航空機(アンリ・ファルマン複葉機)が飛んでいる。
敵機は複葉機。単発の機銃弾と、放物線を描いて落ちる爆弾で攻撃してくる。爆弾は撃ち落とせる。
ボス敵はツェッペリン型飛行船。

STAGE2 A.D.1940

1940年、太平洋上空。敵機は恐らくゼロ戦をモチーフとした戦闘機。このステージのみ、通常の敵以外に中型機が登場する。中型機は四発で破壊できる。敵の攻撃は単発の弾のみ。
ボス敵は大型爆撃機。

STAGE3 A.D.1970

1970年、ベトナム戦争の最中。敵機はヒューイコブラをモチーフとした攻撃ヘリ。このステージから敵が誘導ミサイルを撃ってくる。誘導ミサイルは撃ち落すことができる。
ボス敵はタンデムローター式の大型輸送ヘリ(チヌーク?)。

STAGE4 A.D.1982

1982年。特に舞台は想定されていないが、本作の発売年と同じことを考えると「現代」という意味だろう。敵機はモチーフ不明のジェット戦闘機。むしろドットパターンは自機に酷似している。
攻撃はSTAGE3と同様、単発の弾と誘導ミサイル。自機の飛行速度も含め、ゲーム全体のスピードが速くなっているために難しいステージである。
ボス敵は大型ジェット機。

STAGE5 A.D.2001

2001年。というより、1982年当時の象徴的な未来。舞台を宇宙空間に移し、円盤型の宇宙船を相手に戦う。
敵の攻撃は今までと異なり、二種類の破壊可能な弾を撃ってくる。そのうち一方は自機にめがけて微妙に軌道を曲げてくる(誘導ミサイルの様に追ってはこない)。
宇宙なので落下傘は出てこないし、編隊飛行もしてこない。故に得点効率が最も低いステージ。敵の動きが速くていやらしいため、難易度は高い。
ボス敵は大型円盤。これを破壊すると舞台は1910年に戻る。

続編・移植等

続編として「タイムパイロット'84」がある。これは「ゼビウス」(ナムコ)のヒットを見て作られたことが明らかな内容で、「全方向任意スクロールシューティングゲーム」という以外に本作との関連性は見られず、別物と考えても差し支えない。
移植作としてはMSX版の他、プレイステーション用「コナミ80'sアーケードギャラリー」、PS2用「オレたちゲーセン族 タイムパイロット」、Xbox360のXbox Live Arcadeダウンロードコンテンツ等がある。

オレたちゲーセン族 タイムパイロット

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