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タウリン

(サイエンス)
たうりん

タウリン【英:taurine】
アミノエチルスルホン酸とも言う。

アミノ酸の中でも、その成分の中に硫黄を有する含硫アミノ酸の一種で、植物以外のほとんどの生物に存在していると言われています。

人体に最も多く含まれているアミノ酸で、体のあちこちに存在する重要なアミノ酸のひとつ。最も多いのが心臓。次いで、骨格筋、卵巣、脳、子宮、肝臓、腎臓、肺の順で多く、ほとんどの臓器で確認されています。体重60kgの人で、約60gのタウリンが体内に蓄えられています。

タウリンの機能は多く、肝機能回復、コレステロール値低下、動脈硬化防止、高血圧予防、視機能改善、むくみ、神経伝達物質としても作用するとともに神経を過剰な興奮から保護する、等の役割があります。

日本におけるタウリンの取扱い

タウリンは日本において、医薬品及び食品添加物の扱いをうけるが、化学合成されたもの(エチレンから合成)は医薬品、天然抽出されたもの(魚介類や牛から抽出)は食品添加物として扱われる事になっている。
タウリンはその効果からサプリメントとして多くの栄養ドリンクに有効成分として混ぜられているが、実は調剤薬局でも医師処方箋があれば薬として出してもらう事が可能である*1
しかし、実はタウリンについては以前は国内通販でも普通に粉末のものが流通しており、これを買えばコストパフォーマンスの悪くて砂糖カフェインがドバドバ入った栄養ドリンク以外の方法でタウリンを入手可能であった*2。現在においても一応タウリンを国内通販で購入する事は可能であるのだが、価格が何故か異常なまでに高くなっており現実的とは言い難い状況であるので、粉末で欲しい人は天然抽出のタウリンを海外通販で求めるといいだろう*3
ちなみに医薬品扱いとなる合成タウリンは元がエチレンなので重油等からも安価に(天然抽出よりずっと安価に)製造が可能であるのだが、これを高額で売り捌く製薬会社とは一体何なのだろう感が漂うのはここだけの秘密である*4 *5

商品リンク(タウリン粉末)

ネオタウ100

ネオタウ100

*1:2016/3/6においてはタウリン散98%「大正」(タウリン1.0g) 薬価9.50 がある。つまり保険適用無し10割自費負担だと1g95円、保険適用自費3割負担だと1g28円程度になる計算。

*2:ネット古参で2000年代中頃の状況を覚えていれば知っているかもしれない。人気サイトで自作栄養ドリンクの記事を見た記憶がある人もいるのではないか…その記事は消えている様だが。

*3:2016/3/6現在、国内通販と海外通販の価格差は100倍程度の差がある。米Amazon.comでは1kgの天然タウリンが18$程度(2200円程度。これに送料がかかるが通常1000円程度で済む)で売られているが、日本だと内容量50gの製品で17000円という有様である。その差、実に約150倍である…。

*4:別に大正富山製薬に限らない事であり、またタウリン限定という話でもないのであるが。

*5:しかし売る時に砂糖カフェインを混ぜて体に悪くしてあるものでなければ一般に入手出来ないというのは一体どういう事なのだろう…。健康とは…。医療とは…。医療周辺業界とは…。

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