「かつて、紫色の服を着るだけで処刑される時代がありました。」 古代ローマやビザンツ帝国では、"紫"は皇帝だけに許された特別な色。その染料は、意外にも海にすむ小さな巻貝から作られていました。 しかし、貝が人々を魅了したのは、それだけではありません。世界最古のアクセサリーとなり、お金となり、祈りの道具や工芸品にも姿を変えながら、貝殻は人類の歴史に深く関わってきたのです。 目次 ・【1】帝だけが身に着けられた「貝紫」・【2】世界最古のアクセサリーは貝殻だった・【3】お金にもなった貝・【4】神様へ祈りを届ける「神聖な貝」・【5】幸運を呼ぶ貝・【6】貝殻は建築や工芸にも使われた 【1】皇帝だけが身に着け…