16歳で普通車免許を取得し「タテ目のセド」を乗り回しているうちに、車が大好きになりカーデザイナーに憧れ、当時マツダのオート三輪車から軽自動車のキャロルやクーペなどユニークな車のデザインをほぼ一人で手掛けられていた小杉二郎先生(故人)が教壇に立つ日本大学芸術学部工業デザイン専攻科になんとかもぐり込み入学した。 同期には既にレーサーとして活躍していた生沢徹さんや後に無限を立ち上げた本田博俊さんなど、車好きの生徒が多く在籍していた。 またカーメーカーに就職した先輩も遊びに来る工業デザイン専攻科のアトリエに居ると、話題は常に車のコトだった。そんなある日、たまたま隣に座っていた先輩に”今どんな(車の)デ…