ジェット旅客機のエンジン、発電所のタービン、石油化学プラントの配管。これら現代文明を支えるインフラの、極めて過酷な環境下で使われる部品には、ニッケルやチタン、コバルトといったレアメタルを含む「高機能合金」が不可欠です。しかし、これらの資源は有限であり、その多くを輸入に頼っています。もし、使い終えた製品からこれらの希少な金属を取り出し、再び最先端産業の血肉として蘇らせることができたら。 今回は、この「地球のための価値循環」を事業の中核に据え、日本のものづくりを足元から支える昭和メタル株式会社の決算を分析します。鉄鋼商社大手・阪和興業グループの中核として、サーキュラーエコノミーを体現する同社の驚異…