Diana Wynne Jones イギリスのファンタジー作家。 児童文学の枠にとらわれない、独創的な作品を数多く生み出している。 映画「ハウルの動く城」の原作である「魔法使いハウルと火の悪魔―空中の城〈1〉」(ISBN:4198607095)の作者でもある。
1934年、イギリス生まれ。 幼少時から古典に親しみ、オックスフォード大学セントアンズ校にてトールキンに師事。 卒業と同時に結婚。ファンタジーを書き始めたのは育児中のことである。
九年目の魔法 (創元推理文庫) 作者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 東京創元社 Amazon ダイアナ・ウィン・ジョーンズはイギリスの人気ファンタジー作家。 ジブリの『ハウルの動く城』や『アーヤと魔女』の原作者としても知られています。 わたしは上記のアニメ2作品は見たものの、今までこの方の本を読んだことはなかった のですが、たまたまこの本を見つけ、タイトルに惹かれて手に取りました。 原題は ”Fire and Hemlock” (火と毒人参)。 この題名だったら「なんじゃこりゃ」とスルーしていたと思うし、表紙の絵もちょっと 怖そうで、正直あんまり好みではない雰囲気なんですが、タイトルが素敵で。…
やっと洋物!魔法が弾ける、空も飛ぶ!! これ、知っている人も多いだろうけど、かの有名な「ハウルの動く城シリーズ」の第三弾。いや、なんで「三」だけ読むねん、って感じよね。私もそう思う。でものっぴきならない下らない理由があるの。 「魔法使いハウルと火の悪魔」も、「アブダラと空飛ぶ絨毯」も、本棚にはあるの。でもね、この二つは文庫本じゃないの。。私は基本的に電車の移動中しか読まないから、気軽に持ち歩けないハードカバーな単行本は無理。じゃあ初めから文庫で買えよって感じだけど、この二冊を買ったのは、一駅三分しか電車に乗らない高校時代なの。大人になってまで本の虫継続中とは思ってもみなかった。 さて、ハウルの…
こんばんは。 通りすがりのおみくじ 何年も前に、診断メーカーで大吉しかでない「通りすがりのおみくじ」というのを作った。 結果パターンは四万通り以上。だいぶ頑張った。 だけど全く流行らないので、ちかごろでは私専用になっている。 shindanmaker.com 自分で書いたおみくじのはずだけど、「毛深いおにぎり」は、かなり怖い。 またちょっとデータを増やしておこう。 おやつ 今日は、てぬキッチンさんのバナナケーキの応用で、サツマイモのケーキを焼いてみた。 中くらいの大きさのさつまいも一本を細かく切って電子レンジで柔らかくしてからつぶして、ホットケーキミックス150g、たまご一個、牛乳ちょっと、チ…
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、実は子どもの頃にはそんなに読んだことがありません。ちょうどファンタジーをあまり読まなくなって、大人向けの小説ばかり読むようになった頃に色々と翻訳されていたんだと思います。そんなわけで、大人になってから読んだファンタジーでした。 トールキンに師事していたということもあって、その面白さは別格。魅力的な登場人物、息もつかせぬ展開、最後のどんでん返しと、夢中になって読んでしまう作品ばかりです。『ハウル』はもちろん、魔法が出てくるお話ばかりで、思わず時間を忘れて読書に没頭してしまいます。 この作品は、本当にすごく久しぶりに、本から顔を上げたとき自分がだれで、どこにいるのかわ…
身よりの無い子供の家、孤児院「聖モーウォード子どもの家」で育ったアーヤが魔女と暮らすようになるお話です。 アーヤ自身も魔女の関係者らしく、置き去りにされていた時に「なかまの12人の魔女に追われています。逃げきったら、この子を返してもらいに来ます。何年もかかるかもしれませんけど。この子の名前はアヤツルです。」という手紙が一緒に置いてありました。 ちなみにこの本は作者の遺作のため、この設定は全く後から出てこないのでもったいない設定です。 本当はこの「12人の魔女の関係者」という事で続編が考えられていたのかもしれません。 アーヤを召使のようにこき使う魔女ベラ・ヤーガは片方の目が茶色で片方の目が青のオ…
“アイルランド出身の作者がアイルランドを舞台に、アイルランド神話をモチーフに書いたアイルランドファンタジー” 嵐の守り手 1.闇の目覚め 作者:キャサリン・ドイル 評論社 Amazon 『嵐の守り手1.闇の目覚め』 両親の故郷であるアランモア島を訪れたフィオンは、父方の祖父が、キャンドルに「天候」を閉じこめ、それを燃やすことで過去と現在を行き来する能力を持つ<嵐の守り手>であることや、自分がその後継者であることを知った。そしてまた<嵐の守り手>が代々、アイルランドのアランモア島地下に眠る闇の勢力を抑える役目を果たしてきたことも。<闇の女王>魔導士モリガンが、まもなく目覚めようとしていることも。…
「子どもが生まれる前は本が好きだったのに、今は読めない・・・」そんなママは多いのではないのでしょうか。 私も子どもが生まれた時は生活が不規則で、 ある程度大きくなってからは子どもの相手でまとまった時間がまったく取れませんでした。 さらに産後はホルモンの影響で頭が集中することが難しい時期でもあります。 それでも本が読みたいお母さんにおすすめなのが『児童文学』です。 忙しく寝不足な日々でも、優しい文体で長すぎない児童書はちょっとした気分転換に最適です。 そこでおすすめの児童書を三冊紹介します。 1,『小さな家のローラ』ローラ・インガルス・ワイルダー (著)、 安野光雅(絵・監訳)、朝日出版社 2,…
映画『アーヤと魔女』は、 劇場公開前である2020年12月30日に NHKで放送され 2021年8月27日に劇場公開された作品。 主人公:アーヤ・ツールの声優は平澤宏々路。 小憎たらしいが、やっぱり憎めない少女が主人公。 キャッチコピーは 「わたしはダレの言いなりにもならない。」 監督は宮崎駿の長男:宮崎吾朗。 映画「アーヤと魔女」の「あらすじ&映画感想」を紹介します!! 映画「アーヤと魔女」のあらすじ 映画「アーヤと魔女」の映画情報:キャスト 【スタッフ】 【キャスト】 映画「アーヤと魔女」の感想 ①ジブリらしくないヒロイン。 ②海外でも高評価。 ③原作との違いは?? 映画「アーヤと魔女」の…
カステルフィダルドから一度ボローニャに戻って、そこから電車でおよそ4時間。 電車内では、外の景色を見ながら、千と千尋の神隠しのワンシーンみたいだ、なんなら鎌倉みたいだ、なぜか安心すると海を眺めた。 海を見ることに飽きたら、ハウルの動く城1『魔法使いハウルと火の悪魔』と2『アバダラと空飛ぶ絨毯』を読んでいた。1と違い、2の舞台はアラジンの世界が混ざってきて面白い。行きの飛行機の中でディズニーのアラジンも見ていたのでそことも比較できて更に面白かった。 1の中で、印象的なセリフがあった。 “老婆の中にも過去の乙女が含まれていて、乙女の中にも未来の老婆と同じものがあり、一人の人間として連続しているのは…
さて、今月も奈落の新刊チェックです。4月も出るわ出るわ、気になる新刊が。ブログ開設以来早いものでこの新刊チェックも5か月目ですが、まあ飽きるまでは続けようかと思います。では今月もいってみましょう。 ピラネージ 作者:スザンナ・クラーク 東京創元社 Amazon 2004年に『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』がベストセラーとなったファンタジー作家の第二作。広大な館に13人の骸骨とともに住む主人公の物語らしい。訳者の原島文世はダイアナ・ウィン・ジョーンズなどファンタジーを多く手掛ける。 メキシカン・ゴシック 作者:シルヴィア モレノ=ガルシア 早川書房 Amazon こちらも館ものファン…
好きな映画を紹介します。今回紹介するのは宮崎吾郎監督の長編三作目にしてスタジオジブリ4年ぶりの最新作「アーヤと魔女」 この映画の原作は、過去にジブリが映画化した「ハウルの動く城」で有名な、イギリスの児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた短編小説です。この小説は、2011年に亡くなった彼女にとって遺作という扱いをされていますが、元々書きかけの内容をそのまま出版したために、話が途中で終わってしまう未完の作品となっています。 この原作を映画化するにあたって、大きな変更点は主に3つありました。一つは主人公の名前で、原作の日本語訳版と映画では主人公の名前はアーヤですが、原作ではEARWIG(イ…
妖女サイベルの呼び声 著パトリシア・A・マキリップ 訳 ★★★ 物語の中でサイベルが愛と憎しみを学んでいく。 悔しさ憎しみ、そこから生まれる闘争心や強い気持ちは生きる原動力だと私は思う。 ただ、憎しみの行きつく先を考えたことはあまりなかった。 憎しみ復讐心は最終的には自身を孤独にし、恐怖・猜疑心へと変わっていき身を亡ぼす。復讐心にとらわれるのではなく、今ある愛に感謝して生きる事の豊かさについて考えさせられた。わかりやすい表現でありながらも、幻想的なファンタジーの世界が感じられてうっとりとそしてじわっと来る作品。 9年目の魔法 著ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 訳浅羽芙子 ★★ ちょっと初心者には…
映画『アーヤと魔女』では、ので、マンドレークがアーヤに優しく接しようとしますが、それはある要因が考えられるので、詳しく紹介しましょう。
映画『ハウルの動く城』で、魔法使い サリマンの犬が出てきますが、この犬の犬種が何か?詳しく紹介しましょう。
明けましておめでとうございます。 気がついたら年が明けてもう一か月が終わろうとしています。 驚きですね。 今年も楽しく本を読んで、楽しくブログを書こうと思います。 よろしくお願いします。 新年一冊目、通算五冊目となる読書記録は 「賢女ひきいる魔法の旅は」です。 大好きなダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの最後の作品です。 妹のアーシュラさんが奮闘してくださったおかげで読むことができることに まずは感謝を申し上げたいです。 ありがとうございます。 「楽しかった」の一言に尽きる最高の大団円でした。 honto.jp ※以下、ネタバレあり 物語を読むとき、基本的に、誰かに感情移入することはありません。…
よろしくおねがいします。 これを書き始めたのは2021年の大晦日だったのですが、謎の腹痛に悩まされ、気がついたら年が明けていました。 書き始めたタイミングで書き終わらないといけないですね。 さて、去年にこんなエントリをあげていました。 sytkm.hatenablog.com 今年も書きます。 といっても、なんと今年は7月からしか映画を観ていません。 なので、観てる本数は多くないです。 コロナ、許せないですね。 前回と注意点は一緒ですが、ランキングと言っても下位の作品が悪かったというわけではありません。 あくまで、ぼくに合わなかっただけなのであしからず。 それではどうぞ。 ランキングはこちらか…
3年前、2019年の春から初夏にかけてのことだった。 ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの本が、再び私の密かなマイブームになっていた。 再びと書いたのは、初めて彼女の作品に触れたのが、ジブリ映画「ハウルの動く城」を観た時からだった。 そこから彼女の作品を手当たり次第に読み漁った。(とは言っても全て読んでいないけど…) 「魔法使いハウルと火の悪魔」のシリーズも好きだし、「九年目の魔法」も好きで何度か繰り返し読んでいたけれど、中でもクレストマンシーシリーズの「魔女と暮らせば」が私的にはダントツだった。 そのうち、どんな方なのかも知りたくなって図書館へ出かけて行き、「ファンタジーを書く:ダイアナ・ウィ…
去年は就活嫌すぎて現実逃避で当社比たくさん本読んでました。印象に残ってるやつ読んだ順で書いていく。 日本・フェミニズム・韓国 小説版のほうの装丁がオシャレで内容も気になってた本。結局図書館で文藝春秋相補版のほうを借りて読んだ。時間なくて読み切れなかったから今年リベンジしようかな。リンク貼るので装丁見て。 www.amazon.co.jp フェルディドゥルケ ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ著。ポーランド文学の授業をとったらポラ科4年目にしてポーランド文学に興味が出てきて読んだ。今まで読んだポーランドの本の中で一番好きなんだけど人にはあまりおススメできない。もし興味ある人いたらがんばって最後まで読ん…
今年ももう終わってしまう…そんな事を思いながら、今年は離職・婚活・転職とリアルが色々重なっていたので年間オタク総括の前に色々書いていこうかな〜という基本的には自分用メモ。 婚活 2月、初めてのマッチング 3月、2度目マッチング 11月、婚活再開・3度目のマッチング 転職、詰む 車の免許を取得 読書感想 オムニバス/誉田哲也 ハウルの動く城シリーズ(1)(2)/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 告発/コレコレ ひらいて/綿谷りさ 美しい彼シリーズ/凪良ゆう フェイクフィクション/誉田哲也 総括 婚活 1月頃に正式登録して婚活エージェントの利用を始めた。最初にエージェントと話して自分の情報を登録。その…