解釈は距離であり、距離から解釈が生まれる。 1m離れた場所にあるコップを認識する時、僕たちは、 外界の、自分と離れた場所にあるコップを、 自分の目で見ている、と思っている。 だが、その様子をようく観察してみると、本当は、 眼球の中(自分の中)にコップがある、とわかる。 どういうことかというと、 自分の眼球の表面に映っているコップは、 自分の眼球の表面で直接存在している。 いわば、自分と距離ゼロで活動している。 眼球=ダイレクトにコップ、であることが解かれば、 そこに見ている自分が無いこともハッキリする。 救急車の音が聞こえてきた時、 家の外を救急車が走っているわけではない。 直に耳の中で距離ゼ…