dulcimer;英語
チター属打弦楽器の英語圏における呼称。「甘美な旋律」の意のラテン語「dulcis melos」に由来。 台形の平たい共鳴体の響板上に張られた多数(12〜25コース)の金属弦を両手に持った木製のばちで打って奏する楽器。奏者は台や膝の上に楽器を置き、おもにトレモロ奏法で打奏する。
ピアノやクラヴィコード*1の先祖といえる。
広範囲に伝播した楽器で、西南アジアのサントゥール、ハンガリーのツィンバロム、中国の洋琴、ドイツのハックブレットが同系。
*1:チェンバロにあらず
演奏 ミヒャエル・デュッカー/ヌオーヴォ・アスペット(Michael Dücker/NUOVO ASPETTO) 録音 Prospero Classical / 2017 / Stereo 演奏時間 1:36 5:57 4:30 3:18 3:53 4:35 2:20 合計: 26:09 曲も編曲も楽しい! ハイドンの交響曲編曲版の第2段、交響曲第60番「うかつ者」の編曲版です。 ハイドンと同時代のハープ奏者のMeingosius Gaelle神父の編曲とのことで、ハープ、ハンマー・ダルシマー*1、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと不思議な編成。もともとこの交響曲は、曲の最後の方でチューニングが…
職業柄、言葉の意味や語源に関心があります。 ついこのあいだピアノのことを調べていたら、 正式な名称はピアノフォルテ だと百科事典に書いてありました。 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説によると―― ピアノという名称の由来は、 この楽器の発明者とされるフィレンツェのクリストフォリ について触れた記録で、 「ピアノ(小音)とフォルテ(大音)が出せるチェンバロ gravicembalo col piano e forte(グラビはクラビの訛(なま)り)」 という表現が使われ、 以後も正式名称としてはピアノフォルテが一般的である。 なのだそうです。 17世紀のことですね。 それまで使われていたチェンバ…