センシ回その2。魔法を忌避してきたセンシがマルシルとの交流により理解を示す話。 どこぞの社会運動家のように自然保護や生態系の維持に拘るセンシは近代文明を否定する。 近代文明が自然を破壊する元凶であるとし、頑なにその利用を拒絶するのである。 だが自然は人間の手に負えないものであり文明はそれに順応するものだと理解するようになる。 つまりは人間もまた生態系に組み込まれているのでありそれを守ろうとかいうのは傲慢なのだ。 悟りを開いたセンシはマルシルの魔法にも理解を示すようになり視野狭窄が啓けた。 近代文明は自然を破壊するものではなく、自然の脅威に対応するため人間が生み出した生態系の一種 マルシルと和解…