シークレット・オブ・シークレッツ(ダン・ブラウン/角川書店) ダン・ブラウンのラングトン・シリーズはすべて読んできた。 第一作『天使と悪魔』は、反物質に関する記述に荒っぽいところがあり没入できなかったが、続く『ダ・ヴィンチ・コード』は文句なしの傑作だった。 それ以降の作品は、暗号解読、秘密の組織、最先端科学といった共通のキーワードを織り交ぜながら、スピード感のある展開を存分に楽しませてもらった。 今回の物語の舞台はプラハ。今回ラングトンと密接にかかわる女性は、第三作『ロスト・シンボル』に登場したキャサリンで、今回は友人ではなく恋人として登場する。序盤でキャサリンが姿を消し、同時に彼女が出版しよ…