難民キャンプが舞台になった絵本に出会ったのはこれが初めてかもしれません。 ニュースでは、家族を戦争で亡くした子どもたちや、住まいや食べるもの、着るものに 困っている人々が映像で流れてくるものの、どこか身近ではなく、 難民キャンプで暮らす人々の日常や暮らし、人生を私はよく知らない。 少女ふたりの友情を通して、難民キャンプの現状や歩む人生を、 ふたつの純粋な心を通して、物語は出会いと別れを描いているが、 読み進めていると、涙に文字がぼやけてくる。 難民キャンプで出会う二人の少女。 お互いに支給されたサンダルを片方ずつ見つけ、出会う。 一人は、片方だけのサンダルじゃ意味がないからと自分の持っている片…