Darren Aronofsky
監督、脚本家、プロデューサー
1998年サンダンス映画祭に出品された低予算SF映画『π』が「デヴィッド・リンチとキューブリックの世界を合わせもつ」と絶賛されカルト的人気を獲得し、その年の最優秀監督賞を受賞する。
2000年ヒューバート・セルビーJr.原作『夢へのレクイエム』を映画化した『レクイエム・フォー・ドリーム』をカンヌ映画祭コンペ部門に出品し話題を呼ぶ。
全米公開時にはブラッド・ピットに「カウンターパンチをくらったような衝撃」と絶賛され、新作『The Fountain(原題)』では企画段階から出演を熱望した。しかし、撮影直前アロノフスキー監督が脚本を改稿したことに納得できずケンカを起こし突然の降板、撮影中止に。
新しい企画が浮かんでは消えて、新作はなかなか製作されないのに話題には事欠かない監督である。
2002年公開の『ビロウ』(監督:デヴィッド・トゥーヒー)では原案、脚本、製作総指揮をつとめた。
そして2006年、長らく中断していた『ファウンテン 永遠につづく愛』をヒュー・ジャックマンと後に私生活でのパートナーとなるレイチェル・ワイズ主演で完成させる。
2008年にはミッキー・ローク主演で新境地に挑んだ『レスラー』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、同映画祭で前作が酷評された雪辱を晴らした。