長寿コンテンツには迷走がつきものなんだろう。刑事ドラマ『相棒』はコメディタッチのバディモノから社会派サスペンスに舵を切ったりするし、夏の風物詩であるガリガリくんなんてもはやコーンポタージュだのナポリタンだの、ホントに美味くなると思って作ってんのか、はたまたたちの悪いギャグなのかわかったもんじゃない代物を乱発している。 それはゲームでだって全く同じだ。数えるのもめんどくさくなるほどの本数が出ているレースゲームの大御所、ニード・フォー・スピードシリーズは、最近でこそカスタマイズ重視のクルマゲームとして差別化できているようにも見えるが、2000年代後半からは良く言えば多彩、悪く言えば迷走に他ならない…