Simic,Charles 1938年、ユーゴスラビアのベオグラード生まれ 15歳のときにアメリカに移住。現在ニュー・ハンプシャー大学教授。これまで60冊以上の詩集・エッセイ集および英訳書があり、全米芸術文学アカデミー賞、全米詩協会賞、P.E.N.翻訳賞、エドガー・アラン・ポー賞など多数の受賞歴がある。 1990年「The World Doesn't End」『世界は終わらない』でピューリツァー賞を受賞。
世界は終わらない作者:チャールズ シミック新書館Amazon 作品概要・所感 チャールズ・シミックによる詩集。散文詩ということで、ちょっとした寓話や短い物語のように見えるものもあるのだが、その実態は、強烈なイメージ同士の衝突によって形作られている。 本書の冒頭で訳者の柴田元幸が書いているとおり、「豚やゴキブリのこと」、「豚のことと天使のことの両方」を書くという、捻くれていながらもキャッチーなところが特徴だと言えるだろう。シミックの作風は、「ホームスパン(手作りの)・シュルレアリスム」と呼ばれることがあるらしいが、本書にも、どこかキッチュだったり素朴だったりする、独特なシュールさを持った詩たちが…