Charlton Heston 俳優。1924年10月4日、アメリカ・イリノイ州生まれ。 「ベン・ハー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。1998年から6年にわたり全米ライフル協会(NRA)の会長をつとめたことでも知られる。 テレビでは、納谷悟朗の吹き替えがよく知られている。 2008年逝去。 →「ヘストン」
「ベン・ハー」(1959)を、東京国際映画祭の「屋外上映」で見た。10月24日~11月1日まで、東京国際映画祭開催期間中、日比谷ステップ広場で、全29作品が無料上映されている。 10分前くらいに行ったら、平日の午前中でもあり、客席はパラパラと数名。映画の最初の10分くらいは「OVERTURE(序曲)」の音楽がかかっていて、最終的に本編が始まるころには席数(約150席)の半分くらいが埋まった(最大で90人くらい)。 初見は1970年代初めの70ミリによるリバイバル上映だった。その後、テレビでも見ている。過酷なガレー船(奴隷船)のカイ漕ぎ、死闘が繰り広げられる戦車競走、メッサラとベン・ハーの友情に…
ちょっと前にレビューした「ジェット・ローラー・コースター」(1977)と同じく、70年代によくあった渋いサスペンス娯楽作「原子力潜水艦浮上せず」(1978)。 とっても直球なタイトルです。 初公開時に岐阜のピカデリーという劇場で見たんですが、とっても満足した記憶があります。 それ以来、一度も見てなかったこの映画のDVDが格安で売られていることを発見。 早速購入して見てみました。 さて、当時の感想は正しかったのでしょうか? (あらすじ) 米軍の原子力潜水艦ネプチューンは航海中に、貨物船と衝突。エンジンルームが浸水し、動力を失ったまま沈んでしまう。多くの乗組員を失ったものの、艦長以下なお数十人が艦…
★★★☆☆ あらすじ 南北戦争中のアメリカ。アパッチ族に味方の中隊が全滅させられたことを知った北軍のダンディー少佐は、志願兵を募って討伐に向かう。 www.youtube.com 感想 冒頭でアパッチ族による残虐な皆殺しの現場が映し出される。苛烈なスタートだったので、主人公率いる部隊とアパッチ族との血で血を洗うような激しい戦いが繰り広げられるのかと思ったが、全然そんなことはなくて拍子抜けしてしまった。何度か戦闘シーンはあるが、メインは主人公率いる部隊の行軍の様子だった。 主人公であるダンディー少佐は、閑職に追いやられて捕虜収容所の所長を務めている。功を焦る彼が独断で討伐を決めたため、率いる部隊…
★この記事を読むと、1880年に発表したルー・ウォーレスによる小説『ベン・ハー』の3度目の映画化作品『ベン・ハー』(1959年)を観たくなります。 ★詳細はこちら→『ベン・ハー (1959年の映画) - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『ルー・ウォーレス - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a…
チャールトン・ヘストンの代表作の一つである「エル・シド」のブルーレイが、フルHDレストアされたリマスター版と日本語吹替音声を初収録して発売となったのを以前にお知らせしましたね。今回は本編でなくて特典ディスクをご紹介致します。 メニューは6項目。どれもが日本初公開の2時間を超えるボリュームです。 「エル・シド」完成までの舞台裏が語られます。主演のヘストン以外の出演者には色々な俳優の名前が挙がりました。 「スパルタカス」など他の多くのスペクタクル映画はセットでの撮影がほとんどだが、「エル・シド」は野外の撮影に重点を置いたそうです。 当時、スペイン以外ではあまり知られていなかったエル・シドが、映画の…
70年代ってディストピア映画が流行ってた気がします。 当時は公害問題や東西冷戦、フラワームーブメントの終焉などがあって、みんなが未来に不安を持ってたからでしょう。 (その頃、日本でも「ノストラダムスの大予言」が流行りましたねー) そんなディストピア映画の一本が「ソイレントグリーン」(1973) この映画を意識したのは、小学校の高学年~中学生でしょうか。 日曜洋画劇場や水曜ロードショーが「3週連続でSF映画特集!」と名を打って放映するラインナップの一本として何度か放映されてました。 そして気が付けばTVでも放映されなくなり、忘れ去られた映画になっているので、今回レビューします。 (あらすじ) 2…
お待たせしました(笑) ダンディー・ギドラさんからDVDプレゼント その名も「Major Dundee」 136分修復版でございます 公開時は酷評、アメリカでは大コケしたそうですが (日本ではヘストン人気でそれなりにヒット) 2005年、いくつかの復元シーンを加えた 拡張バージョンのDVDが発売され再評価 なんと音声解説が映画と同じくらい長い(笑) なぜ本作が失敗したか 脚本の未完成、ロケ地選びの失敗、とってつけたようなラブシーン プロデューサーのジェリー・ブレスラーと対立 (あげくの果て編集権まで取り上げられてしまう) 一方でキャラクターの際立つ個性、戦場のリアリティ 美しい視覚的質感、主演…
第5回クイズ合戦秋の陣は第10問まで進みました。 ここで締め切りました第1問から第4問までの正解をお知らせします。 第1問 話があったのは歴史の重みがある中世の城 ヘストンに購入する財力はありましたが結局は購入しませんでした。購入しても滅多にスペインを訪れる機会が無いので利用頻度が少ないのですね。ちなみにヘストンはアメリカ国内の3箇所に自宅を持っていて、そのうちの一つは山も川もある自然豊かな広大な土地で、その広さは高知市がすっぽり入ります。 5点 fpdさん 猫姫さん 夜だるまさん およやんさん ジーナさん ベべさん 第2問 fpdさんが足を踏み入れてない地域は北海道 北海道はなぜかチャンスが…
5年目に入りました第5回クイズ合戦秋の陣の開幕です。 クイズは三択問題です。最初の回答で正解したら5点、2回目の回答で正解は3点、3回目は必ず正解するので1点とします。ヒントは無しですから不正解だった時はすぐに2回目の回答が可能です。私も出来るだけ早く結果をお伝えしますね。 出題した人は今まで通り1問につき5点獲得(3問で15点)ですが、最後に印象的だった問題への投票を行いますので、その得票が多い順に1位が5点、2位が3点、3位に2点を加えます。簡単な問題の人気が高いか、難しい問題か、面白い問題か、珍しい問題か、それは皆さんが決めて下さい。では始めますね♪ 第1問 ギドラより ヘストンへの購入…
高知のチャールトン・ヘストン ギドラさんからサプライズな贈りもの 「ベン・ハー」のリマスター版Blu-rayです なんとギドラさんのブログ 4丁目開設15周年記念のプレゼント企画に当選しました ウィリアム・ワイラー監督の最高傑作であり チャールトン・ヘストンの代表作 アカデミー賞では40年近くも 史上最多受賞作品の座を保持してきた名作 それを再び4Kで見れる幸せ そしてDVDの嬉しいところは映像特典がついているところ さすがに1959作なのでメイキングは残っていないでしょうが ヘストン様の音声解説や予告編が見れるようです これも楽しみ ギドラさん、ありがとうございました 怪我も早く回復すること…
1963年に製作・公開されたアメリカ映画「北京の55日」です。清朝末期の義和団事変を描いていたもので、包囲された11か国の居留民が籠城して55日間を戦った大作で、主演はチャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、デヴィッド・ニーヴン。この時、有名になった世界で初めての日本人こそが柴五郎中佐で、一糸乱れぬ統率の下、各国軍隊の中心人物として見事に闘い抜きました。彼は朝敵会津藩出身、唯一の陸軍大将になった人物です。会津戦争では籠城戦前に祖母・母・兄嫁・姉妹が自刃したという悲しい家系の五男として生まれましたが、その仇名す長州陸軍の中で頭角を現し、終戦後まで生き延びたという稀有の経歴の持ち主ですが、9月…
昨日の続きです。 いよいよモーセの登場です。 映画にもなりましたね。 モーセは神に選ばれたのです。 神はモーセに「ユダヤの民を救い出せ」と力を与えます。 モーセはユダヤの民の救出をファラオに申し出ますが、ファラオは許しません。 モーセは神の力を借りて、エジプトに対する自然の災難をいくつも起こします。 ついにモーセはユダヤの民を超常現象を使って救出し、歩いて海岸近くまで行きます。 当時のエジプトにいたイスラエル人の人口は成人男だけで60万人。 女性子供も含めると200万人はいたと言われています。 もう民族大移動です。 それだけの数の人が奴隷として働いていたのでエジプトとしては大打撃です。 また、…
録画していた『ダンディ少佐』(1964年/監督:サム・ペキンパー)を再見。11~12年前にも観ているんですが、新発見はなく、その時と同じ感想。 南北戦争も終りに近い頃、チャリバ(マイケル・ベイト)に率いられたアパッチ集団が騎兵隊と牧場を襲って皆殺しにし、砦の司令官ダンディ少佐(チャールトン・ヘストン)はアパッチ討伐を決意します。しかし、討伐に必要な兵数が足らず、南軍の捕虜や無法者を加えるんですな。捕虜となっている南軍の指揮官タイリーン(リチャード・ハリス)はダンディとは士官学校での級友でしたが、今は敵対する間柄。だけど、赦免を条件に協力することを約束します。タイリーンの部下に、ベン・ジョンソン…
🗾最大級ミステリーの謎解きを休憩し
ポゼッスドカー日本代表の似姿的な挿絵 轢殺の轢という字はね、車が楽しいと書くんです。つまり、進行方向にある何かを踏み潰して通り過ぎる行為は、車にとって楽しいってことです。 はじめに 例によって、某ヤンマガの車マンガにハマってしまったお陰で、色々と新しいことに挑戦せざるを得なくなっている。それはまるで、否応なくジェットコースターに乗せられて絶叫しているかの如きオタクエクスペリエンスである。そんな渦中にあって、特に私が関心を寄せざるを得なかったのが、悪意に目覚めた 殺人自動車 (ポゼッスドカー) が人間を襲うホラー映画であった。 悪意に目覚めた殺人自動車が人間を襲うホラー映画。ホラー映画界でも、た…
ランキング参加中映画 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] ストーリー 物語は3代に渡るデラノ警察署長 - ウィル・ヘンリー・リー(ウェイン・ロジャース(英語版))、ソニー・バッツ(ブラッド・デイヴィス)、タイラー・ワッツ(ビリー・ディー・ウィリアムズ) - が連続殺人事件を捜査する様子を描いている。物語は1924年に物語の断続的な語り手である町の有力者ヒュー・ホームズ(チャールトン・ヘストン)が町に刑務所と常勤の警察が必要なほど発展したと判断するところから始まる。町は、法執行の経験がないが公正な試行と有能な人物として知られる農民のリーを初代署長に任命する。リーの農場は黒人のコー…
前回、渡正元が普仏戦争とパリ・コミューンに遭遇し、明治四年にその記録が『法普戦争誌略』として刊行され、それが二万部に及んだこと、及び大正三年に第一次世界大戦の勃発を受け、『巴里籠城日誌』として再刊されたことを既述しておいた。(東亜堂版) だが出版の常として、渡の著書はそれだけで終わったわけではなく、日清、日露戦争においても参照され、広範な影響を生じさせたし、それは義和団の乱の例にも明らかと思われる。その事実にふれる前に、義和団の乱について簡略に示しておかなければならないだろう。 『20世紀全記録』(講談社)は巻頭の一九〇〇年=明治三十三年六月二十一日のところで、「清の西太后/義和団にあおられ/…
10月23日より第36回東京国際映画祭が開催されている。世界中から優れた映画が集まるアジア最大級の映画祭だ。会場は日比谷、丸の内、有楽町、銀座などの各映画館。HPで調べたが、とにかく出品作が多く、上映作品と日時の兼ね合いもあり迷ってしまった。 東京国際映画祭のポスター また、小津安二郎監督生誕120年記念企画として、『東京物語』『麦秋』『秋刀魚の味』などの代表作15を上映し、シンポジュウムやトークショーも開催される。 ともかく日比谷へ行ってみたら、久しぶりなので驚いた。再開発でミッドタウン日比谷になっていて、昔の面影がまったくなかったからだ。見たい映画はたくさんあるので、歩きながら下調べをする…
新映画原理主義・第6回「サミュエル・ブロンストンとブリジッド・バズレン」 第1章 苦闘するサミュエル・ブロンストン サミュエル・ブロンストンは、1908年3月26日ロシア帝国(現在のモルドバ)のベッサラビア州キシニョフ生まれ。ウラジーミル・レーニンと対立し国外に亡命して、40年パリで暗殺された社会主義革命家レオン(レフ)・トロッキーの甥。フランスのソルボンヌ大学で学び、卒業後はパリにあるMGMのフランス支部の営業部門に勤務した。本格的に映画製作に関わるべく37年にハリウッドへ渡り、苦闘の末の43年自らの製作会社“サミュエル・ブロンストン・プロダクション”を設立した。最初の製作作品は、同年のアル…
「鉄板映画:人気スター映画のブログ」西部の時代、初老の牛追いが重傷を負ったことをキッカケに人生を見つめ直す映画。「滅び行く仕事」カウボーイの生き様に注目です。 1.ストーリー仕事を終えて町へ向かうカウボーイが邪悪な一家に銃撃されてしまい・・・。 2.キャストチャールトン・ヘストン(カウボーイ)ジョーン・ハケット(人妻)アンソニー・ザーブ(カウボーイ)ブルース・ダーン(邪悪な一家)ドナルド・プレザンス(邪悪な一家) 3.注目のシーン①主役もうじき50歳をむかえるカウボーイのウィル・ペニー(チャールトン・ヘストン)。冬になると牧畜関連の仕事がなくなるため、今後のことを考える。同じカウボーイ仲間のブ…
こんにちは、映画好きの皆さん。今回は、歴史的な映画のおすすめ10選を紹介したいと思います。 歴史的な映画とは、実際に起こった出来事や人物を題材にした映画のことです。歴史的な映画は、感動や興奮だけでなく、知識や教養も得られる魅力的なジャンルです。 しかし、歴史的な映画は数多くありますし、どれが本当に面白いのか分かりにくいかもしれません。そこで、私が厳選した歴史的な映画のおすすめ10選をご紹介します。 これらの映画は、時代や国やテーマが異なりますが、共通して言えることは、素晴らしい演技や映像や音楽によって、歴史を生き生きと描いているということです。また、歴史的な事実に基づいて作られているだけでなく…
★★★☆☆ あらすじ 父ゼウスの反対を押し切って人間界にやって来たヘラクレスは、ニューヨークでの暮らしを満喫していたが、策略によって一時的に神的な能力を奪われてしまう。 www.youtube.com アーノルド・シュワルツェネッガーのデビュー作。原題は「Hercules in New York」。 感想 人間界に興味を持ったヘラクレスが現代のニューヨークにやって来るストーリーだ。本人は人間界での生活を満喫しているが、やってることは傍から見ればかなりたちが悪い。俺は神だぞと金は払わないし、すぐに服を脱ぐし、暴れるしとかなり傍若無人だ。本人は全然悪意がないのだが、世襲議員が庶民の生活を視察に訪れ…
今年は俳優チャールトン・ヘストンの生誕100年、そして10月4日は誕生日です。日本ではずっと1924年生まれ(一部に1922年説あり) とされてきましたが、亡くなった時にアメリカで1923年と正式発表されました。好きな映画スターは他にも沢山おりますが、ヘストンが一番・最高なんですね♬ 批評家どもに言わせると演技が硬い、下手でいわゆる「大根役者」だそうですが、普通の人の苦悩や感情の機微を絶妙に演じる役なんて似合わない、煩悩など超越した大人物を演じて輝くのですね。こういう役になると誰もが認める名優のバート・ランカスターが同じ役(十戒のモーゼ) を演じてもヘストンを上回る評価・話題にはなりませんでし…
イエス ある名優が死。ユダを演じた その宣教師は、「携挙」と、「エゼキエル」を説教。 _________________________________ _________________________________ 英国が出身の、ベテラン俳優、老衰で死す。 彼は、映画史に残る、映画に出演。イスカリオテのユダを演じた。 初めてが観た、米国がTV映画、スパイ物。主人公の相棒、額が大きい、インテリ。 英国は国立の学校で学ぶ。シェークスピアも、勿論。 デビッド・マッカラム。マティアにとっては、それ故。気になるんです。 その出演作品、そのものは、観てません。 しかし、オールスター・キャスト。バプテ…
録画保存していた『大いなる西部』(1958年/監督:ウィリアム・ワイラー)を再見。力の正義で築かれた西部が、平和思想によって崩され、新しい西部に移っていくという西部讃歌を描いています。 大原野を行く駅馬車のロングと車輪のアップ、バックに流れる壮大なテーマ曲。オープニングだけで、原題の“The Big Country”を感じることができます。その駅馬車から東部からやって来た海の男ジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)が降り立ち、物語が開始。目的は、大牧場主テリル(チャールズ・ビッグフォード)の娘パット(キャロル・ベイカー)との結婚。テリルは近くのヘネシー(バール・アイブス)と犬猿の仲で、女教師ジュ…