チューニング　心理学

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２７２）〜世の出来事は、すべて“身から出た錆”！〜 自分にしっかりとした目標（形）と目的（心構え）があり、その凜々しさ故に人から信頼され、我(が)を張らず、人の言う事に傾聴しながらも、摂理通りの方向へ相手を導く温かさを持っている……そんな人間に私はなりたい！ まるで、宮澤賢治の詩のようですが、このような人格を持つことが出来たら、人生はバラ色ですね。 催眠に誘導する側の人間は、この性質を兼ね備えて初めて、「威光暗示、チューニング、ラポール」が完成するのです。もちろん、相手の被暗示性も大きく作用しますが、先…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２６４）〜「失恋」は、何故苦しいのか？〜 我々人間は、他の動物と違って想像力というイメージ機能を持っている故、霊長類と言われるのです。その想像力は、創造力を生みだし、人間の支配する地球を作り出したのです。 この想像する力こそ、人を元気づけ未来に希望を見いだすと同時に、悪い方に作用すれば、「万事休す！」とばかり、失望の淵に追いやられ、最悪の場合、自殺に及ぶこともあります。俗にPTSD（心的外傷後ストレス障害）は、この想像能力が、過敏に働きすぎて、自分自身の失敗や侮辱を二度と起こさないでおこうと潜在意識（無…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２６３）〜現代人はコミュニーケーションが苦手！〜 電車に乗ると、今やほとんどの人間が携帯やスマホでMailやLINEのやり取りをしています。もちろん相手先は“気の合う仲間”です。ここから先は個人の自由であり、年寄りのひがみと取られても仕方のない発言ですが、その内容は「たわいの無い、ほとんど無意味なもの」がほとんどです。しかし、その「たわいの無さ」が人間関係にとって、岩をシルクで撫でるような感覚で、個人の心を深く抉(えぐ)らないため、ストレスを感じないのです。 目の前に居るときは何にも言わないのに、分かれ…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２６２）〜「チューニング」の秘訣は「傾聴」から！〜 クラシック・コンサートを聴きに行くと、演奏が始まる前にオーボエがA（442Hz）の音を初めに吹き、それに合わせて管楽器や弦楽器が、チューニングをします。チューニングとは日本語で“同調”です。人は、自分と同じ行動や思考、また言葉や愛好するものが同じであると、その人間に心許して行きます。「気が合う」とは、まさにチューニングが完成した姿を言うのです。 ですから、初めは先回書いたように、先ずは同じ言葉行動を駆使して心のリズムを合わせてゆきます。すると相手は無意…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２５９）〜まなぶ（学ぶ）は、まねぶ(真似ぶ)！〜 昔は、生まれたての赤ちゃんは目が見えていないように思われてきましたが、最近の研究では、脳と筋肉が未発達のため、自在に焦点を合わすことは出来ないだけで、しっかり見えている事が判明しました。そして、その焦点距離は自分の目の前20㎝のところにあり、その距離にママが顔を近づけるとクッキリと結像し、本能的に相手の真似をしようとします。ママがベロを出せば赤ちゃんも同じようにし、笑えば笑います。ここで、その効果をもっと大きくするには、赤ちゃんの呼吸を観察して、お母さん…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（２５８）〜先ずは、威光暗示の構築から始めよう！〜 人を「くつろぎの世界」（催眠）へ誘うために、最も重要なことは、催眠話法や技ではありません。ここ数回にわたってこの紙面でも伝えてきましたが、相手に対する催眠者の真の感情です。被催眠者は、心を解き放ったとき、それは空間型人間の持つ感性……幼児期や人に恋をした状態などと同様に、言葉ではなく、俗にノンヴァーヴァル（non-verbal）コミュニケーション（言葉を使わない意思の疎通）といわれる「気の交流」で、その場の雰囲気を感じ取ります。一時流行語になった“KY(…

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる潜在意識ってどんなもの？ この世は全て催眠だ（１９０）〜感情的になると、自分の真意すら見失う！〜 先日、ある中間管理職の方から、「ことごとく反抗する部下に手を焼いています。どのように接すれば良いか分からなくなってきました」と相談がありました。営業会議などで、その部下が威嚇的に腕を組み、肩をそびやかし、口をへの字に結んでテコでも動かないぞという抵抗の仕方だったと言います。 そんな場合、普通は徹底したチューニングからはいるのですが、この上下関係は長い時間のうちに、「逆らうための反抗」になってしまっているようです。 その部下の表現の仕方から察すると、一見…