このところハワイの音楽ばかり聴いていたら、変則チューニングが大量にでてきて、そのなかでもオープンG―タロ・パッチ―とその変形がよくつかわれている。ブルースにおいてもオープンGは代表選手である。どうしてか、というはなし。 レギュラーチューニングありきでかんがえると、オープンチューニングの発生の順序というのは、たぶん世界じゅうどこでもおなじになる。すなわち、レギュラーのチューニングから音をさげて、オープンコードをつくるのである。 楽器をひいたことのないひとが、ある日突然、なんの説明もなくレギュラーチューニングされたギターをプレゼントされたらどうするか。まず開放弦をジャラーンと鳴らしてみるだろう。そ…