ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky) 1928年アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。ユダヤ系アメリカ人。 マサチューセッツ工科大学教授。言語学者。 生成文法理論を提唱して言語学に変革をもたらした。 ベトナム戦争以来、アメリカの対外政策を批判し続ける。 またイスラエルによるパレスチナへの軍事行動も強く批判している。 特に9.11テロ以降はアメリカの中東政策への批判を強め、イラク戦争にも強く反対した。
J・M・クッツェー『続・世界文学論』みすず書房(2019) モーテン・H・クリスチャンセン『言語はこうして生まれる: 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』新潮社(2022) 新・読書日記191(読書日記1531) – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
甲辰年八月初九。気温摂氏24.6/34.3度。晴。猛暑続く。大相撲九月場所は昨日の結びの一番で琴櫻と飛猿は琴櫻が飛猿を押し出さうとするところ飛猿が土俵際で琴櫻を投げ飛猿の体は宙浮いたが琴櫻が先に土俵に手をついて飛猿の勝ちかと思つたらダメ行司木村庄之助の軍配は琴櫻に。審判からも物言ひつかず。花道を引き上げモニタでリプライを見た飛猿は「くそっ!」か大声で悔しさ。本日も飛猿は結びの一番で相手は豊昇龍。「気持ちを入れ替えて」と飛猿は立ち合ひで豊昇龍のタイミングをズラして有利に進め土俵中央でバランス崩した豊昇龍が引き落とされ左手を土俵についたがダメ行司木村庄之助はそれに気づかず豊昇龍がそのあと土俵を割る…
こんばんは、鍵野です。明日からお盆まで、かなり忙しくなる予定なので(あくまで自分比ですが(笑))、アマゾンの部族ピダハンについて書かれた本 "DON'T SLEEP, THERE ARE SNAKES LIFE AND LANGUAGE IN THE AMAZONIAN JUNGLE" DANIEL L.EVERETT著に集中して、読み終わりました。邦訳は『ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観』ですが、いやぁ、よかった! 読んでよかった。アドラー心理学の本とは違って、知らない単語がたくさん出てくるので、スマホで意味を引きながらになりますが、久しぶりのエキサイティングな読書でした。 人類…
おはようございます、鍵野です。昨日、九州北部、大分県も梅雨明けしたとみられると気象庁からの発表があったようですが、今朝も朝からクーラーに活躍してもらっています。みなさま熱中症にはどうぞ気を付けられて、水分補給もしっかり、今日もできることをやっていきましょう(で、朝からブログかい(笑))。 時給は下げてないけど収入はレーダーをかいくぐれるくらいの低空飛行を続けている鍵野です。ということは、大金持ちならぬ大時間持ち(笑)。まぁとりあえず食べていかれてるから、よしと安心しています。この安心というのはしっかり将来の見通しがあるという意味では決してなく、お釈迦さまでも未来はわからないのだから、今から心配…
◯多言語学習からの英語学習 私が自分の経験から得たところでは、難しい外国語、自分が慣れていない外国語について、ですが、その生活圏でコミュニケーションを取ろうと努力した後に、英語のように少しを親しんでいる外国語の使われる国に入ると、格段にその語学理解力が上がることでした。 簡単な例でいうと、フランスからユーロスターでイギリスに入ると、英語の看板の文字が全て目に入ってくるのです。これは、フランスでフランス語のなかに英語に似た単語を探そうと目を凝らしていた延長上に感覚があるからだと自分なりに納得しました。 それは、言語学習だけでなく、歌唱などについても使えると思いました。 <日本語が母語であり英語や…
よく、「ブロック学習」と「インターリーブ学習」のどちらがイイの? ということが議論されます。 そこで、今回は、学習方略である「ブロック学習」と「インターリーブ学習」の「向き・不向き」というか、「インターリーブ学習」が有効な学習者について考えてみます。 (ブロック学習) 一つのトピックやスキルを一定の時間集中して学習する手法。学習者は一つの概念やスキルを完全に理解し、それをマスターするまで他のトピックに移らないというアプローチ。 (インターリーブ学習) 異なる種類のタスクや情報を交互に練習する学習方法。ブロック学習の合間に関連性がある別の学習を挟むアプローチ。 私的には、「ブロック学習」だけやっ…
生成文法理論とは、アメリカの言語学者ノーム・チョムスキーによって1950年代に提唱された言語理論です。 生成文法理論は、人間が言葉を生み出す能力は、生得的に備わっているという考えに基づいています。そして、言語の生成は、深層構造と呼ばれる意味・論理構造に基づいて、変形規則によって表層構造と呼ばれる音声・文字構造に変形されるという考えです。 生成文法理論は、言語の生成の説明可能性を高めたことで、言語学に大きな影響を与えました。また、言語獲得の研究にも大きな影響を与えており、言語獲得は、生得的な普遍文法に基づいて行われると考えられています。 生成文法理論は、チョムスキーの研究によって発展を続けており…
言語獲得装置(LAD)とは、1960年代にノーム・チョムスキーが提唱した言語習得理論の概念です。LADは、人間に生まれながらに備わっている言語を獲得するための能力であると考えられており、言語の普遍文法(UG)と呼ばれる、あらゆる言語に共通する構造や規則を処理する能力を有するとされています。 チョムスキーは、言語の習得は、周囲の環境から言語を学習するだけの学習理論では説明できないと主張しました。なぜなら、幼児は、周囲から言語を学習する量や質が十分でないにもかかわらず、短期間のうちに母語を習得してしまうからです。チョムスキーは、幼児が言語を獲得するためには、LADのような生得的な能力が不可欠である…
チョムスキーは、アメリカの哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者です。1928年生まれで、現在はマサチューセッツ工科大学の言語学および言語哲学の研究所教授兼名誉教授を務めています。 チョムスキーは、言語学において「生成文法」の理論を唱え、言語学に革命をもたらした人物として知られています。生成文法とは、人間がどのようにして言語を生成することができるのかを、普遍文法に基づいて説明する理論です。チョムスキーの理論は、言語学だけでなく、コンピュータサイエンスや数学、心理学など、さまざまな分野に影響を与えました。 チョムスキーは、政治活動家としても知られています。ベトナム戦争やイラク戦争などの戦争を批判…
◯知識と知恵 すぐにウィキペディアなどで調べて、説明が出てくると、そこでじっくり考えることがなくなる人が多くなったように思えます。そこで知識習得だけになっては、意味がありません。それこそ知識は、ITのDBに無限にあるのですから。 これまでだったら、調べるのにたくさんの時間や費用がかかったのですから、それがなくなった分、思考に回すことです。そこから自らの問いや疑問を生じさせ、徹底して考えていくのです。その面倒を省いてはなりません。 自分なりの知恵を出すまでには、忍耐力、注意力の維持が、必要となるでしょう。 考えることで、何が出てくるかよりも、考えるトレーニングや持続力を身に付けるため、それを衰え…
はじめに 言語は私たちの思考の基盤であり、日々のコミュニケーションの中で重要な役割を果たしています。私たちは言葉を使い考え、他者との会話を通じて、世界とのつながりを築いて築いてきました。この言語を保存し、間違いなく伝えるために、文字というツールが登場しました。文字は言葉を目に見える形に変換することで、時間と空間を超えて情報を伝える力を持っています。そして、無線と人口衛星により、地球のほとんどの所で、情報にが入手し、発信できるようになりました。 ここは、その歴史の概要をブログにしたものです。 言語と人類 持たない民族は現在のところ確認されていません。すべての既知の人間社会において、言語はコミュニ…
読書ブログではないのであったこと全て書きたいのですがそういうわけにもいかず、さりとて書かなかったことはいつの間にか無かったことになりそうで、はてさて。 書籍 J・G・バラード(作)/村上博基(訳)「ハイ・ライズ」 井上弘貴「アメリカ保守主義の思想史」 四季大雅(作)/柳すえ(絵)「バスタブで暮らす」 横道誠「なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか」 アニメ 「おちこぼれフルーツタルト」 ドラマ 「ミセス・アメリカ」 ゲーム "Neko Can Dream" 「絶対的人狼」 マルチメディアコンテンツ 蒼の彼方のフォーリズム ハナヤマタ カニカマバイオレンス ポ…
コミュニケーションにおいて、私たちが何よりも重要な主目的、それは「なびかせる」こと。つまり他人の心に影響を与えることです。 独り言ですらそうです。自分に言い聞かせる言葉は行動を正してまっすぐに飛ぶために、自分自身をなびかせる方法が独り言です。この本はこんな言葉から始まります。 なびかせるのはコミュニケーションの主たる機能である。 ストーリーテリングはコミュニケーションの一形態である。 よって、ストーリーテリングの主たる機能もなびかせることである。 物語が与えるインパクトを一番感じるのは選挙戦やマスコミなどでしょうか。物語が他人に影響を与える最強の方法であるということを本書を通じて理解できるでし…
以前も紹介したことがあると思いますが、現在必要があって次のエッセイを読み込んでいる。 ChatGPT Is a Blurry JPEG of the Web-OpenAI’s chatbot offers paraphrases, whereas Google offers quotes. Which do we prefer? By Ted Chiang(ChatGPTはウェブのぼやけたJPEGである ― OpenAIのチャットボットは言い換えを提供するが、Googleは引用を提供する。我々はどちらを好むのか? 」) (回数制限はあるはずだが、とりあえず最初の何回目かのアクセスまでは無料で読…
サイモン・ラトルはもうすぐ70歳になろうとしているけれど、彼の作る音楽には若い頃から一貫した特徴がある。硬質でありながら柔軟なリズムの弾み方であり、ミクロなレベルでの高い運動性を、マクロなレベルでの音楽の全体的な強度へと昇華させる手腕だ。 内側から滔々と湧き上がり、溢れ出す寸前にまで高められたエネルギーは、単純に解放されるのでもなければ、あらかじめ作られた枠のなかに押し込められるのでもない。流動的なエネルギーそれ自体が変形する構造体にも生成変化し、みずからのなかでせめぎ合う。 その充実した対決の密度にこそラトルの美質があるように思われる。 リズム処理の巧さは、彼の指揮を見るとよくわかる。指揮棒…
トランプ再登場に、支持したアメリカ国民は藁にもすがる思いで期待しています。他方世界の政治家、資本家・経営者は戦々恐々としています。私はトランプのような商売人パフォーマーを大統領に選ばざるを得なかったアメリカは6年前の選挙時より衰滅してきていると思います。 アメリカ大統領選についてのコメントがメディアに沢山上げられています。 おもしろいと思った一つを紹介して私の意見を書きます。 ヤフーニュースに米大統領選をめぐる興味深いルポが載りました。なぜトランプが勝ったのか、アメリカの民衆の生活と気持ちが語られています。在米ジャーナリストの飯塚真紀子さんが書いたルポは読み応えがあります。 インタビューに答え…
スマートフォンや専用端末の普及により身近な存在となった電子書籍。しかし読書好きの人の中には「内容が頭に入りやすい」、「読書に集中できる」など、電子書籍に比べ紙の本のほうが“読みやすい”と感じている人も多いのでは? 実際、電子書籍と紙の本とで“読みやすさ”に違いはあるのでしょうか。脳科学を専門とする酒井邦嘉さんにうかがいました。 今回お話をうかがった方 酒井邦嘉さん 日本の脳科学者。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授。毎日出版文化賞、塚原仲晃記念賞を受賞。専門は言語脳科学で、人間に固有の脳機能をイメージング法などで研究している。著書に『言語の脳科学…
タイトルで紹介した野口先生の本は、ChatGPTには課題がいくつもあるが、仕事や勉強に使わない手はないと述べている。特に、外国語や理科・社会の勉強には大いに役立つという趣旨で様々な視点からChatGPTの勉強への利用法を解説してくれる。ただ、同書の50~51ページで示されているように、ChatGPTは数学や論理に弱いという、一見すると我々の直感に反する経験則も披露されている。 その一つの理由を示していると思ったのが次の一節。原文の下の翻訳はChatGPT。まだ精査していませんが、大意はつかめると思います。 Large language models identify statistical r…
スウェーデンの実情が日本で報道されにくい理由 スウェーデン報道と日本の報道の違い 1つ目の理由:日本:国際報道数が少ない ミスリード報道 2つ目の理由:日本:ノーベル賞への多額投資 3つ目の理由:スウェーデン/日本の産業界からの影響力 4つ目の理由:西欧諸国の一員としての国家安全保障上の理由 5つ目の理由:日本のメディアのタブーとメディア・コントロール 結論 スウェーデンの実情が日本で報道されにくい理由 日本ではスウェーデンは福祉大国であり、誰もが平和でのどかに暮らす夢のような国をイメージしている人が多いのではないでしょうか? 確かにスウェーデンには自然も多く、人々も穏やかであり、日本と比べる…
先鋭化する社会 結論を先に言うと、日本共産党と社民党と公明党は同じ政党である。 いや、正確に言うと同類の政党である。 3党ともに信者に支えられていて、その点、何も相違点はない。これは多くの有権者が同意してくれるだろうと思う。 本来、宗教に支えられている政党は、革命思想を打ち出し、原理主義化し、先鋭化することで次第に別の団体との確執が起き、どちらか一方か、或いは双方、消えてなくなる。当初の共産主義革命思想や人間革命思想や社会主義革命思想はどこへやら。いつしか存立危機に屁理屈を言う始末で、自意識の高いリベラル風情同様、政治的イデオロギーはいつしか終焉することを意味している。 総括という名の拷問にし…
(1)haveの用法つい勘違いしてしまう英語です。ペンと紙を用意してくださいね。(原文)The servant announced a visitor, whom I had shown into my study.(ヒント) カンマの後...and I had him (=the visitor) shown into my study,(日本語訳)召使が来客を告げたので、書斎に通させた。(中原道義著『新英文読解法』p54より) (2)rightの意味以下はChatGPT4oとのやり取りです。Tは僕、CがChatGPT4o。T:Chomsky is right when he says he…
編集 最初にお願い:最下段の「読者になる」をクリックし、ぜひ、読者になってください(無料) イスラエル・パレスチナ(ガザ)紛争、はたまたロシア・ウクライナ紛争。 いずれも「核兵器の脅威」に直結して不安が増す現下の世界情勢にあって、ノーベル平和賞2024が被団協に、は実に意義深いBIG ISSUEだ。【第378回】2024/10/11 ノーベル平和賞2024は日本被団協に授与 | ISF独立言論フォーラム と、同時に、これを機に「次」ということで祈念されるのは「TPNW核兵器廃絶条約」の批准であり、まずはオブザーバ参加だ。混迷の日本政治情勢ではあるが、唯一の被爆国日本として、「批准」に消極的では…
河合隼雄『対談集 あなたが子どもだったころ[完全版]』(中公文庫)を読む。河合隼雄が16人の作家などと対談し、彼らの幼少期の頃のことを話している。鶴見俊輔、谷川俊太郎、武満徹、井上ひさし、大庭みな子、筒井康隆、佐渡裕、安藤忠雄など。 元々2冊だった対談集を合わせて1冊にしている。鶴見俊輔だけ2回登場している。その鶴見との対談がとても良かった。 鶴見俊輔は母親との折り合いが悪かった。いわゆる鬼母だった。鶴見は何度も自殺を試みて、15歳のとき父親からアメリカ留学を勧められる。ほとんど英語ができない状態で留学した。英語ができないのに、アメリカの大学で教授をしていた都留重人から来年すぐ大学の試験を受け…
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現代思想2024年10月臨時増刊号 総特集=ダニエル・C・デネット――1942-2024 意識と進化の哲学作者:木島泰三,戸田山和久,飯盛元章,吉川浩満,山口尚,高崎将平青土社Amazon ダニエル・デネットは意識,自由意思*1,ダーウィニズムを扱った哲学者であり,新無神論の提唱者の1人としても知られる.本臨時増刊号は彼の今年4月の逝去を受けての追悼記念号という位置づけだと思われる. 私のデネットとの出会いは,「ダーウィンの危険な思想」から始まる.哲学者が著した進化論を巡る論考ということで手を出してみたのだが,実に緻密で徹底的な思考により自然淘汰のアルゴリズムの強力さが描かれており,すぐに大フ…